Places to Visit

景山公園

2016-12-16

景山公園

故宮・紫禁城へ行きたいけれど時間がないという時や、故宮全体を見たいという時におすすめなのが景山公園です。故宮を出てすぐ目の前にあり、故宮観光と一緒に行くことも可能です。また、現在故宮は1日の入場者数を制限しています。事前に予約していないから入れない・・・なんて時にはぜひ景山公園から故宮を眺めてみてはいかがでしょうか。また、故宮だと最終入場時間が比較的早いために間に合わないなんて時もおすすめです。

元々は元代の宮殿があった場所に作られたと言われています。明代の紫禁城建築の際に風水上の理由で、この場所に山を作ったそうです。紫禁城のお堀を掘った土を使って山にしています。

景山公園

その山の頂上、万春亭から眺める故宮の景色は本当に見事です。どこまでも続く黄色い屋根が故宮のスケールの大きさを実感させてくれます。冬のこの時期はあまり多くはないものの雪が降ることもあります。雪の故宮はとても美しいのですが、そんな日の故宮はとても混み合います・・・景山公園が空いているということにはならないのですが、故宮よりも比較的ゆっくりと、入場者数の制限もなく楽しむことができます。

景山公園

山といってもそんなに厳しい大きな山ではありません。ちょっとした丘のような感じで、頂上までは遊歩道が整備されています。園内は意外と広くて、場所によっては清代の建物も残っているところもあります。もし時間があればゆっくり観光するのも良い場所です。

故宮だけでなく、北京が一望できます。北海公園や鼓楼も一度に眺めることができる場所は北京でもなかなかありません。

景山公園

故宮・紫禁城だけを見たいという場合なら1時間もかからずに観光可能です。ゆっくり堪能したいという場合でも1時間半もかからないと思います。
園内の庭園もなかなか綺麗なので、故宮だけを見てすぐに戻ってきますというお客さまも、実際に行ってみると1時間近く色々と見ていましたという方も少なくありません。また、冬の時期は落葉していることもあって、日本ではあまり見られない北京の野鳥なども近くで見ることができたりと景色以外にも楽しめる場所です。バードウォッチングをしている地元の人も意外と多いんです。
春から秋までは花などもたくさん楽しむことができます。早朝は近所の人が太極拳をしていることもあります。

景山公園から眺める故宮もおすすめです。北京に来た!という実感が湧きますよ。

北京散歩の車付き通訳 (わがままチャーター)
ガイド+専用車
北京散歩のサポート付きチャーター車

故宮

2016-10-25

故宮

北京に来たら必ず行きたいスポットは万里の長城とこちらの故宮ではないでしょうか?
元の時代から清朝末期まで宮殿として知られる故宮・紫禁城は世界遺産にも指定されています。日本にはないそのスケールの大きさ、長い歴史を感じさせる建築の美しさは、いつ訪れても心惹かれるものがあります。

中国の観光施設は日本人には驚くくらいに広いことが多いのですが、故宮も例外なく大きいです。そして、その広さ全てが美しく豪華。扉や柱の飾りでさえも1つ1つが精巧に作られていて、清代の栄光を感じさせます。本当に綺麗です。

故宮

ラストエンペラーなど数々の映画で紹介された世界そのままで、ラストエンペラーを観てはまった私などは「ここで愛新覚羅溥儀がテニスをしていた場所だ!」なんて感動しながら観ています。(笑

何度訪れても飽きないというのが故宮で、私自身も数え切れないほど行っています。それほど美しく広いです。全部じっくり楽しむ場合は丸一日かかるかもしれません。
また季節ごとの顔が変わるのもまた魅力です。皇帝のために作られた庭園はその季節によって雰囲気が変わります。
その美しさについては、ここでご紹介するよりも、ぜひ実際に行って観て体験してください。

故宮

今回は故宮観光についてちょっと注意点などをご紹介したいと思います。

故宮観光には時間に余裕を持って行動されることをおすすめいたします。これは実際に訪れたことのある方は分かるのですが、故宮をはじめ中国の観光施設というのは本当に広く、日本人にはなかなか想像できないスケールのことが多いです。故宮も然り。とても広いです。入場までの距離も相当あります。

故宮

というのも、故宮に入るためには天安門側からしか入場ができません。これが実際に行ってみると結構な距離があります。しかも近年は警備強化の関係上、保安、手荷物検査が行われるようになりました。ここでも時間がかかりますし、混雑している日などは、まず保安検査で大行列になります。チャーター車サービスをご利用の場合は最初の入り口、保安検査場に一番近い場所で降車いただけますが、地下鉄など利用される場合はそこまでの距離もそれなりにあります。

保安検査を無事に抜けても(結構厳しいです。飛行機と同じくらいですかね・・・)まだ歩きます。(^^;
入場チケットを販売しているのはその先の午門になります。ここまでも意外と距離があるんですね。途中、壮大な故宮の建物しかないので、それほど距離がないように思うのですが、実は結構あります。

故宮

日によっては入場チケットの購入でも大行列になります。
現在は施設保護の意味もあり、1日の入場者数を制限しています。夏休みや冬休み、中国の休日などは開園1時間で売り切れてしまったり、当日券の発売が行われないこともあります。
ここまで歩いて、保安検査も抜けてきたのに入場できないって結構悲しいですよね・・・(^^;
事前に入場予約をするのが確実です。または朝一番に入場する方がいいですね。(特別な休日は難しいかもしれません。)

故宮

この入場予約システムは中国語のみという上に予約時に全額支払いを行わなくてはいけないなど、旅行者にはとてもハードルの高いシステムです。外国人が利用することは全く想定していないようなシステムになっているんですね・・・
北京散歩では今までもチャーター車サービスなどをご利用のお客さまのみに行っていた予約代行サービスを、このたび改めて多くのみなさまにもご利用いただけるようにいたしましたのでご相談ください。(チャーター車サービスをご利用のお客さまは今まで通り、手数料無料で承ります。)

旅のオプション・故宮入場予約代行

故宮

それと最後に故宮観光の落とし穴として・・・帰りの足を確保するのが少しハードルが高いことでしょうか?(^^;

景山公園側に抜けるように出口がありますが、目の前の道は駐停車禁止になっているため、タクシーを拾うことはまずできません。(交通違反になります。)あるのはバス停のみになりますので、バスに乗る場合は問題ありません。でも、バスって中国に限らず、外国人が利用するのはハードルが高いですよね・・・

故宮

ちなみに地下鉄駅も近くにはないので、自力で帰る場合はほぼタクシー利用になると思います。これがちょっと歩かないといけない上に(故宮が広いので散々歩いて疲れているところで歩かされます・・・)、このあたりは混んでいるのでなかなか捕まらないとかあります。日本ではタクシーは乗車拒否してはいけませんが、中国では乗車前に行き先を告げてOKなら乗車できるというヨーロッパなどに近いスタイルになっています。なので、結構捕まえられない時には本当に捕まりません。

北京散歩のチャーター車サービスをご利用の場合はご安心ください。
出口に一番近い駐車場でお客さまをお待ちしておりますので、時間も体力も無駄にすること無く移動できます。

故宮

北京散歩のブログですので、どうしても弊社の宣伝になってしまうのですが(笑)、利用時間の節約などで故宮は自分たちで行きますというお客さまが帰りの足に困って大変な思いをしましたとお伺いすることが多いです。私たちも、当日担当させていただくドライバーもお客さまのご希望が一番なので、ご自身で故宮観光をされたいというご希望があればそれを尊重させていただくのですが、翌日に大変だったお話を伺うことも多いので・・・ご希望を伺った際に故宮の出口はタクシーを捕まえるのとかが難しいですよとお話しても、実際に体験してみないと分からず、売り込みしているように取られてしまうこともあるので難しいんです。(北京散歩は無理に売り込むなどはしないモットーがあります!)

故宮観光では
・時間に余裕を持って
・必要に応じて入場予約をする(チャーター車サービスをご利用のお客さまはご相談ください。)
・帰りの足を調べておく、あるいは確保しておく
のをおすすめいたします。
そしてとにかく歩きますので歩きやすい靴で観光してください。

ガイド+専用車
車付き通訳(わがままチャーター)

10月、11月のガイドおよび車付き通訳(日本語ドライバー)のご予約がたいへん混み合っております。ご用意できるガイド、日本語ドライバーの数には限りがございますため、ご希望される場合はお早目のご予約をおすすめいたします。

中国鉄道博物館

2016-09-28

中国鉄道博物館

列車についての話題に乗って鉄道博物館のご紹介です。

北京には2つの鉄道博物館があります。規模が大きいのは市内中心部から離れた場所にある東郊展館になります。
周囲には何もないような場所ですが、このあたりは中国鉄道局の建物も多いようで、線路か更地か中国鉄道局(鉄道技術の研究所などがあるようです)かという場所に、この鉄道博物館があります。
周囲には試験用の線路が張り巡らされています。

中国鉄道博物館

この東郊展館では昔の蒸気機関車からの車両がそのまま展示されています。
私自身が鉄道についてそれほど詳しくないので詳細はぜひ実際に訪れて確認していただきたいと思いますが、毛沢東主席が乗車した毛沢東号や朱徳号をはじめとしは蒸気機関車から昔のディーゼル車などがあります。中には日本が製造した車両も展示されていました。

中国鉄道博物館

いくつかの車両は実際に中に入ってみることもできます。撮影も自由にできるようになっています。鉄道好きの方が写真や模写をしていることもあります。また、お子様連れもいらっしゃいます。中国でも子供が乗り物好きなのは同じのようです。特に男の子は運転席に夢中になることが多いようですね。(笑
基本的にはいつも空いているようですので、ゆっくり車両を見ることができると思います。

中国鉄道博物館

博物館の建物の周囲にも車両がたくさん停まっています。同じ博物館の敷地内のものであれば殆どは見学可能だと思います。ただし、隣接する場所に鉄道局の研究所がありますので、関係者以外立入禁止の場所もあるかと思います。車付き通訳(日本語ドライバー)をご利用の際はドライバーへご依頼いただければ、見学可能かどうかなど確認いたしますのでお気軽にご相談ください。(状況によっては交渉もいたします。)私が訪れた際には、ざっと見たところ結構な数の車両が停まっていました。

中国鉄道博物館

車両だけでなくプレートなどもたくさん展示されていました。
写真は北京からモンゴルのウランバートルを経由してロシアのモスクワまでの列車のものです。北京散歩でも一番ご用命の多い列車乗車券の路線です。雄大な景色を眺めながらモスクワまで。私もそのうち乗車してみようと思います。

この東郊展館は北京市内と北京首都国際空港の中間にあります。市内中心部から外れているので、バスで行くことはできますが、時間がかかってしまうこと(中国のバスはとても時間がかかります・・・)周囲に人家などはないのでタクシーを捕まえるのも難しい場所にありますが、空港送迎にプラスして立ち寄るのがお勧めの場所です。

中国鉄道博物館

もう1つの鉄道博物館は市内中心部、前門にある旧北京(北平)駅、正陽門駅として知られる駅舎を使った博物館です。こちらは清代末期にイギリスによって建てられた駅舎をそのまま使っています。内部はきれいに改装されていて、かなり充実した鉄道関係の博物館になっています。(撮影は禁止されています)あまり鉄道に興味のない私でも意外と面白くて全てを見るのに結構時間がかかりました。こちらの博物館もおすすめです。

北京首都国際空港から空港送迎(お迎え)+市内半日のチャーターでこの2つの鉄道博物館を見学することもできます。
なかなか日本にはないスケールの大きさで面白いですよ。

列車乗車券手配

車付き通訳の空港送迎 / 空港+チャーター(鉄道乗車券のお渡しも兼ねておすすめです!)
サポート付きチャーター車の空港送迎 / 空港+チャーター

古北口水鎮

2016-08-18

古北口水鎮

北京郊外、密雲県にある古北口水鎮です。
司馬台長城の麓に昔からあった村を開発して新しく作られたリゾートタウンです。昔の中国の風景を再現、美しい水鎮として生まれ変わりました。まだ外国人にはあまり知られてはいませんが、北京の人たちにはもちろん、その周辺の人たちにも人気のリゾートです。

水鎮からは司馬台長城を望むことができます。もちろん、司馬台長城と合わせて楽しむこともできます。また、近くにある美しいことで有名な未修復長城、金山嶺長城と一緒に訪れることもできます。そういった美しいことで有名な2つの司馬台と金山嶺といった長城と一緒に楽しめるということも人気の秘密かもしれません。

古北口水鎮

古き良き時代の中国のような町並みで、山の稜線に見える長城を眺めながら、ゆっくり散歩するのもおすすめです。北京をはじめとした中国各地の小吃を提供するレストランや雑貨屋さんなどもあって、見ているだけでも楽しめます。水路にはこのような遊覧船もあり、乗船して水鎮をまわることも可能です。水の上を走る風が心地よく、なかなか快適です。

水鎮自体は結構広く、1日まるまる楽しめるようになっています。もしかしたら1日では足りないかもしれませんね・・・町並みを眺めているだけでも楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。また、長城を眺めるための展望台などもあり、長城には登らなくてもいいけど、その雄大な景色は堪能したいという方にもおすすめです。

古北口水鎮

夜はこのようにライトアップされて、昼間とは違った雰囲気でとても素敵です。山の上にもライトアップされた長城を見ることができます。写真ではなかなか難しいのですが、とても美しい夜景でした。
中国の観光地のライトアップというと、赤や紫といったギラギラ、ド派手なものが多いのですが(あまり日本人の好みではありませんね・・・)、古北口水鎮の素晴らしいところは、そういった派手なライトアップはなく、日本人が見ても美しいと思える素朴で品のあるライトアップで統一されていること。
ぜひ時間があれば夜まで待って、この夜景も楽しんでいただければと思います。

古北口水鎮

水鎮の中には宿泊施設もたくさんあります。民宿から旅館、ホテルまで様々。どれもとても清潔で綺麗です。この写真は私が訪問した際に宿泊した旅館ですが、アットホームで親切な宿の人と、部屋の設備の良さに驚きました。ホテルといっても良い位の設備状況に民宿のようなアットホームさが両方楽しめて、とても居心地が良かったです。

古北口水鎮に宿泊すると世界遺産の承徳などにも足を伸ばしやすくなります。北京から承徳へは日帰りも可能ですが、距離があるため長時間の走行となってしまうのも事実。古北口水鎮で1泊するならば、1日目は司馬台長城や金山嶺長城も一緒に楽しんでから翌日に承徳へ移動、避暑山荘と小ポタラ宮などを観光して北京に戻るといったプランがおすすめです。私もまた行きたいと思っている古北口水鎮ですが、次回はそのようにしようと計画しているところです。(笑

日帰りで古北口水鎮を訪問される場合は郊外一日プランが適用になります。
車付き通訳 郊外一日
サポート付きチャーター車 郊外一日
ガイド+専用車

ご宿泊もご希望される場合はお見積りいたしますので、その旨をお問い合わせください。

長城の中でも美しいことで有名な司馬台、金山嶺長城とぜひ一緒に訪れていただきたい素敵な水鎮です。北京からちょっと足を伸ばして、ゆっくりと美しい長城を楽しんでみてはいかがでしょうか?

鶏鳴驛古城

2016-06-28

鶏鳴驛古城

北京から150キロほど離れた場所、河北省张家口市懐来県に鶏鳴驛古城という昔の古城、宿場町があります。鶏鳴山のふもとにあるこの古城は今も昔のままの町並みがそのまま残る貴重な村です。中国では完全に修復されてしまった古城や古鎮などが殆どですが、この鶏鳴驛古城は清代の頃からの建物がそのまま残っています。

鶏鳴驛古城

元代、1200年台前半にジンギスカンが侵攻する際にここを宿場町としたことが起源と言われています。また、清代に西太后が北京から西安へ逃げる際にこの鶏鳴驛で宿泊しています。今もこの宿泊した家は残っています。
本当に素朴な昔ながらの村がそのまま残されていて、北京から日帰りできる距離でこの環境は本当に貴重です。

鶏鳴驛古城

城壁に囲まれた小さな村です。この城壁の上にも登ることができ、村が一望できます。
観光客にはそれほど有名な観光地ではないということもあり、昔のままの建物がそのままの姿で残され、人が生活しているということでは華北地域でも一番ではないかと思いますが、やはり建物の老朽化は避けられず、徐々に新しい建物に変わりつつあります。まだ古くから建物の方が多いですが、今後はこのような建物も少なくなってしまうようです。

鶏鳴驛古城

北京からバスや列車でも行くことも出来ますが、時間の制限や移動の難しさ、時間がかかってしまうなど・・・ちょっと行ってみたいというのには遠い場所です。チャーター車であれば快適に安心して訪問、観光することができます。午前中に鶏鳴驛古城、午後は八達嶺長城や明の十三陵を訪問という組み合わせもできます。また、夕方の飛行機でお帰りになる前に鶏鳴驛まで足を伸ばして・・・という方もいらっしゃいます。

鶏鳴驛古城

訪問地の組み合わせは自由にお決めいただけます。もちろん地理的、時間的なこともありますので、ご予約時にスタッフまでご相談ください。もちろん当日にドライバーやガイドにご相談いただいても大丈夫です。
食事なども車付き通訳やガイド付き専用車であれば完璧にサポートさせていただきます。チャーター車であれば村周辺の食堂を探してお連れすることもできます。

ちょっと普通とは違う北京観光。おすすめです。

車付き通訳 郊外一日
サポート付きチャーター車 郊外一日
ガイド+専用車

臥虎山長城

2016-05-24

臥虎山長城

3週間ほど中国に滞在していたのですが、北京を離れて南方へ寝台列車の旅にでていたため(中国の寝台列車、おすすめです。これはまた別の機会に・・・)、ちょっと更新が滞っておりました。

GWはたくさんのお客さまにご利用いただき、どうもありがとうございました!
おかげさまで忙しくさせていただき、GWが終わってほっと一息というところで、弊社代表の劉も友人たちと長城へリフレッシュに行ってきたようです。

上の写真、単なる山の写真に見えなくもないですが、万里の長城なんです。臥虎山長城です。
万里の長城というと一般的には慕田峪長城や八達嶺長城といった歩きやすく修復された長城という感じになりますが、北京周辺にはこういった未修復の昔のままの長城もまだ結構残っています。

臥虎山長城

比較的簡単に登れる未修復の長城は金山嶺長城ですが(前半の一部が修復済です)、この臥虎山長城は野長城とも呼ばれる完全な未修復長城です。本格的な登山の準備が必要とまではいきませんが、動きやすいトレッキング程度の準備をしておくと安心です。

修復済の歩きやすい長城も良いのですが、一度未修復の長城に行ってしまうと、その美しさ、雄大さに虜になってしまいます。明代や清代のレンガなどがそのままに今もあるのは本当に感動的です。当時の文字が書かれているままになっているものも多く、歴史の長さを実感できます。

臥虎山長城

この臥虎山長城も本当に美しかったようで、劉からは「嫌がらせ・・・?」と思うほどにたくさんの写真が送られてきました。(笑

長城の殆どは山の尾根に作られているので、長城自体の美しさはもちろんですが、遠くまで続く山々の景色も楽しめます。特にこの臥虎山長城の外側は昔、モンゴルとされていた場所。そう思うと北京側とモンゴル側では雰囲気が違うような気もしてきます。
かつて実際に使われていた楼や馬を繋いでいたと思われる柱の跡なども残っていて、歴史が好きな方には本当におすすめです。

臥虎山長城

長城までは獣道のような場所も歩くようです。結構大変そうですが、未修復長城の中では比較的歩きやすい長城です。中には本格的な登山の準備が必要な未修復長城もありますが、臥虎山長城はそこまで厳しい長城ではないそうです。
ただし、観光地として修復、開発されている長城ではありませんので、道が分からない人のみで行かれることはおすすめしません。ガイド付きで訪問されることをおすすめします。道に迷ってしまうと周囲には本当に何もない場所ですので・・・

臥虎山長城

近くには最近整備された古北口水鎮などもあり、早めに出発、時間に余裕があれば同時に訪問も可能です。
古北口水鎮はまた改めてご紹介させていただこうと思いますが、昔の水郷を再現した新しいリゾート(といっても庶民的な感じです)で、宿泊や食事なども楽しめます。また、金山嶺長城や司馬台長城も時間に余裕があれば一緒に訪問することもできます。

臥虎山長城

ツアーでは行くことのできない長城ですが、公共交通機関を使っても時間の制限があったりとなかなか行くことが難しい場所ですが、北京散歩では郊外1日プランでご案内いたします。
人とは違う長城、昔のままの長城を見たい、触りたい、実感したいという方には本当におすすめの長城です。
代表の劉もその美しさ、雄大さにリフレッシュしてきたようです。(^^

車付き通訳 郊外一日
サポート付きチャーター車 郊外一日
ガイド+専用車(臥虎山長城はガイド付きをおすすめします)

頤和園

2016-04-06

頤和園

北京でも万里の長城、故宮につづいて人気の高い観光地、頤和園です。
この写真は1週間ほど前に代表の劉がお客様に同行した際に撮影してきました。とても天気の良い日で春らしい美しい頤和園が楽しめたようです。

頤和園というと清朝末期の西太后が隠居後の住処とするために整備したことで有名ですが、実はかなり歴史の古い場所でもあります。かつては清漪園と呼ばれ、清の乾隆帝が整備を命じて作らせたのが1750年(乾隆15年)、それ以前にも1153年(貞元元年)に金朝の海陵王が金山行宮を設置するなど、歴代王朝によってこの場所が利用されてきました。

頤和園

面積は約290万平方メートルもあり、大きな人口の湖、昆明湖と万寿山、また多くの宮廷建築や楼閣があります。
あまりの広さに全部しっかり見て回ろうと思うと、軽く1日は必要になってきます。殆どの方は昆明湖から万寿山へのコースを選ばれますが、時間が許せば園内で船に乗ることも可能です。また、北京動物園から遊覧船で頤和園へ向かうこともできます。(約1時間程度)

頤和園

あまりの広さに迷子なることも。(私がなりました・・・)
園内には意外と地図がなく、地図があってもかなりデフォルメしたものだったりして分かりにくいこともあります。順路をそのまま辿っていけば大概は問題ないのですが、迷って外れてしまうと結構大変かもしれません。これは故宮などでもそうですが、時間に余裕が無い場合などはガイドのご利用もお勧めです。
また、時期は日にちによっては大変混み合います。ちょっと他に目を向けていた隙にはぐれてしまうなんてことも良くあります。そんな時のためにも事前にはぐれた時の待ち合わせ場所を決めておくのもおすすめです。
もちろん困った時などは遠慮なくご利用時にお伝えするドライバーの携帯電話までご連絡ください。

頤和園

景色が雄大で美しいのはもちろんですが、建造物の美しさも頤和園は素晴らしいです。
遠くから眺めていても美しいのですが、近くで改めて見てみると、細部まで非常に細かく計算されて作られているのが分かります。これが清朝の頃からあるというのは本当に驚きです。
日本で見ると派手に見えるような色使いの仏教美術も大陸の空の光の下で見ると、またその印象が変わります。太陽の光が違うのでしょうか?周囲に溶け込んで、それほど派手には感じません。むしろ日本には無い色彩感覚で、とても魅力的です。

頤和園

また、頤和園に限らずですが、北京にもたくさんの野鳥がいます。
日本でもお馴染みの雀はもちろん、あまり見ることの出来ないカササギなども北京にはたくさんいます。(日本では九州の一部でしか生息していないそうです)また、オナガなども良くみかけます。意外と人の近くまで寄ってくるので、野鳥観察などもとても楽しいですよ。
他にも運が良ければリスなども見られるかもしれません。

頤和園

先週は春を実感させるような花が頤和園にも沢山咲いていたそうです。この写真は先週の頤和園ですが、今はもっとたくさん咲いているそうです。これから北京もどんどん暖かく、過ごしやすくなってきます。

GWのご予約などもそろそろいただくようになってきました。
ありがとうございます。
日本語ドライバーやガイドはお手配が可能な車両台数に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

車付き通訳(わがままチャーター)
ガイド+専用車
北京散歩のサポート付きチャーター車

松霖保健中心

2016-03-02

マッサージ 按摩店送迎

北京へいらしたことのある方はご存じかと思いますが、北京にはたくさんのマッサージ・按摩店があります。
地域によってはお店が密集していることに驚くようなことも・・・それだけ市民のリラクゼーションとしてマッサージや按摩が親しまれているということなのですね。

北京散歩では今まで按摩師派遣のオプションをご紹介してきましたが、近年、ホテルのセキュリティが厳しくなったり、ホテル指定の施術師以外はお部屋を訪問できないケースが増えてきました。とはいえ、ホテル指定のマッサージや按摩では満足できないというご要望にお応えして、このたびマッサージ 按摩店送迎オプションをはじめることにしました。
このオプションをはじめるにあたって、北京散歩がおすすめする松霖保健中心へ社長とスタッフに同行して体験してきましたのでご紹介いたします。

もともと松霖保健中心は地元でも人気の高いマッサージ店です。日本のガイドブックにも紹介されていることや、日本から駐在されている方が多く住む地域に近い場所にあるということもあって、日本の方のご利用も多いお店です。私自身も松霖保健中心はお気に入りのマッサージ店の1つで、かれこれ何年も通っています。

店舗は建物こそ新しくはありませんが、内部は清潔に保たれています。
まずはフロントで希望のコースを伝えますが、日本語が話せるスタッフの数が少ない上(実は私自身何度も行っていますがお会いしたことがないのです。社長曰く1人、日本語が話せるスタッフがいるとのこと。)、時間帯や曜日によっては予約でいっぱいになってしまうことも珍しくありません。ご予約されることをおすすめします。
施術師は指定がないと男性には女性の施術師、女性には男性の施術師がつきます。もちろん指定も可能ですので、予約時や受付時に申し出てください。

この日は全員、全身+足裏コースをお願いしました。
なんとこのコース、フットバスから足裏マッサージ、全身マッサージがついて130分で138元(約2,622円)なんです。日本ではもちろんですが、北京でも非常に良心的な価格設定です。私たちがいつも利用するときにお願いしているお馴染みのコースです。
3名でお願いしたので施術台が3台ある施術室へ。施術室の使用状況や人数にもよると思いますが、複数人で利用する際はその人数の席数のある個室へ案内してもらえます。3名の場合は3台の施術台のある個室といった感じです。
また、着替えも完備しています。しっかりと施術してもらえるので、お洋服が気になる方はここで着替えてください。結構しっかりと揉み解されますので、特に女性の方は着替えることをおすすめします。ちなみに社長も気になるような服を着ているとは到底とは思えませんでしたが着替えていました・・・(笑

マッサージ 按摩店送迎

まずはフットバスから。
熱めの気持ち良い温度のお湯に漢方の薬剤を入れたフットバスが運ばれてきますので、足を温めながら肩と首のマッサージをしてもらいます。痛気持ち良い程度が一番良いと言われています。強すぎる場合や弱すぎる場合は施術師の方に伝えると調節してくれます。といっても、「痛い」といえば大体分かってくれます。強くしてもらう場合はちゃんと言わないと通じないかもしれません。(^^;

その後は足裏マッサージです。ゴリゴリ気持ちよく施術してくれます。
この時に悪いところがあったりすると教えてくれたりします。
今回、私を担当してくれた女性の施術師さんが片言の日本語を話せるのですが、少し内容が難しかったようで、なにやら完全な中国語の会話になってしまいました。ということで社長と日本語通訳スタッフに通訳をお願いすることに。(^^;
結果、色々と体調の不調部分などを指摘され(結構あたってました)、お願いした全身+足裏コースのまま続けるのではなく、身体を温めながら行う経絡オイルマッサージ+足裏コースの方が楽になると勧めていただきました。ちょっとこちらのコースの方が金額が高くなるのですが、社長の許可を得たこともあり(今回の支払いは社長です)、足裏マッサージ後は私だけ経絡オイルマッサージへ切り替えることに。
細かい内容になると中国語、難しいです。(^^;
施術中はお茶や飲み物と果物(ミニトマトが多いように思います)のサービスがあります。

マッサージ 按摩店送迎

全身マッサージは施術台が異なるため、別の施術室で行います。こちらも人数分の施術台のある部屋です。
と、この時に気が付いたのですが経絡オイルマッサージは使い捨ての紙ショーツ1枚で受ける施術だったんですね。オイルマッサージなので良く考えたら当然なのですけど。
私(女性)以外は全員男性という状況で、どうするのかな~と思っていたところ、施術室の中がカーテンで仕切れるようになっていて安心しました。(笑)カーテン越しに会話もできますし、難しい話は通訳してもらえますし(途中で社長以下スタッフも寝てしまったので、そこまででしたが・・・)なかなか快適に施術を受けてきました。
写真は施術を受ける社長です。その後ろのカーテンの向こうで私が経絡オイルマッサージを受けています。

全身マッサージの内容は痛すぎず、弱すぎずといった指圧マッサージが中心の内容です。いつもはこちらをお願いしているのですが、全身をくまなく解してくれるので、とても気持ち良いです。終わった後は体がすごく軽くなります。
経絡オイルマッサージはいわゆるホットストーンや温石と呼ばれる丸くすべすべした温めた石を身体の要所へ乗せながら施術するマッサージです。日本でも良くマッサージに行くのですが、日本のオイルマッサージというとリンパマッサージが中心で、しっかり揉み解すという感じの施術ではないことが殆ど。ですが、こちらではリンパマッサージのような施術もしつつ、しっかりと指圧マッサージなども行うといった、まさに「好いとこ取り」。ホットストーンの温度も気持ちよく(冷えてきてしまうので途中何度も交換してくれます)、身体全体がポカポカになりつつ、軽くなるような感じで凄く良かったです!

松霖保健中心には他にも様々なメニューやオプションがあります。耳かきも気持ち良いですよ。

旅のオプション・マッサージ 按摩店送迎

マッサージ 按摩店送迎をお申込みの際には店舗へのご予約もサービスさせていただきます。
ご指定がない場合は基本的に今回ご紹介した松霖保健中心へお連れいたしますが、ご希望、ご指定の店舗がある場合はそちらへのご予約も含めて送迎させていただきます。また、松霖保健中心以外のおすすめの店舗もございます。ご予約時にご相談ください。

もちろん、今まで通りに車付き通訳やチャーター車をご利用中にご希望があれば、この松霖保健中心をはじめとした、おすすめのマッサージ・按摩店にご案内することも可能です。どうぞお気軽にお申し付けください。

北京散歩の車付き通訳 (わがままチャーター)
北京散歩のサポート付きチャーター車

万里の長城

2016-02-07

慕田峪長城

北京に来て万里の長城は行きたいという方は多いのではないでしょうか?
北京散歩でも万里の長城へのチャーター車のご予約が一番人気です。

上の写真は先月、2015年12月の慕田峪長城です。
代表の劉がお客さまに同行した際に撮影してきました。
寒そうですが、綺麗ですね!(^^

万里の長城と一口に言っても、北京の周囲はほとんどこの長城に囲まれているので、有名な長城から名前の無いような長城まで、実に沢山あります。
実際どの長城に行こうか悩んでしまいますよね。(^^;

一番有名なのはガイドブックに必ずと言ってよいほど掲載されている八達嶺長城です。
その有名度からも中国国内の旅行者の方にも人気があり、いつでも大混雑している状態です。

八達嶺長城

この写真は27年前の八達嶺長城です。
昔の写真から取り込んだので画質が良くないのですが・・・(^^;
当時も、今ほどではありませんが北京に来た観光客が行く長城はここ!という感じで、観光客の多い長城でした。完全修復済の長城の先駆けで、昔の風情を感じられるかというと、ちょっと難しいかもしれません。現在は国内外の旅行者もずいぶんと増えたこともあって、歩くのも大変な日もしばしばあります。
また市内から八達嶺長城へは高速道路が完備されていますが、そんな大混雑という状態の場所ですので、高速道路も大渋滞する場合が良くあります。北京のドライバー仲間の間では八達嶺長城高速道路ではなく、八達嶺長城有料駐車場と揶揄されているほどだったりします。(^^;
どうしても往復の渋滞などでも時間がかかってしまうので、絶対に八達嶺長城に行きたいという以外はあまりお勧めできないのが正直なところです。

(車付き通訳)八達嶺長城+明十三陵
(サポート付きチャーター車)八達嶺長城+明十三陵

明の十三陵

八達嶺長城の場合は行くだけで時間がかかってしまう場合が多いので、同じ方向にある明十三陵も一緒に観光するのがおすすめです。時間が許せば居庸関長城や頤和園なども訪問することもできます。

慕田峪長城

おすすめなのが慕田峪長城です。
市内からアクセスしやすく、修復されていて危険な個所などはまずありません。長城自体がとても美しいのが特徴的で、周囲の景色も美しいですし、大混雑ということもあまりなく、サクサクと観光できますので、市内から往復5時間もあれば十分に長城を堪能できます。紅葉の時期はまた格別に美しい長城でもあります。

北京散歩では5時間で市内から慕田峪長城を往復できるプランをご用意しております。
おすすめは午前中の早い時間に出発。
午後には市内で美味しいレストランで昼食、観光などをお楽しみいただけます。

(車付き通訳)慕田峪長城ショートプラン
(サポート付きチャーター車)慕田峪長城ショートプラン

このプランは基本的に慕田峪長城往復のみですが、慕田峪長城の前後に明の十三陵や頤和園へ行きたいといった場合や、意外と疲れる長城観光の後は市内とはいえ自力で動くのはなかなか大変なもの。(軽いトレッキングみたいなものですからね〜^^;)
そんな時は近郊1日プランがおすすめです。
特に車付き通訳の場合はその場、その時の状況や気分、体調に合わせて、ドライバーと相談しながら次の行先を決めやすく、疲れた身体を癒やすためにおすすめのマッサージ店に行きたいということも、美味しいレストランをご提案することも可能です。

もちろんサポート付きチャーター車でも弊社日本語通訳が、ドライバーとの意思疎通をサポートさせていただきます。弊社の日本語通訳は車付き通訳もそうですが、中には日本人と間違えられる程の日本語を話すスタッフもいるほどですので、安心して日本語でご連絡ください。

(車付き通訳)近郊一日
(サポート付きチャーター車)近郊一日

金山嶺長城

美しさでは断トツなのは金山嶺長城です。
一部は修復されていますが、ほとんどの場所は明代のレンガがそのまま残る未修復長城です。未修復長城といってもリフトがありますので(休止している場合もあります)観光しやすく、なによりレンガに明代の文字が刻まれていたり、昔のままの姿で残っている長城の1つです。歴史を感じられる、北京近郊の長城の中では最も美しいのではないかと思います。

司馬台長城へ抜けることも可能で、トレッキングとして縦断することもできます。
こちらの長城も美しいこと、景色が素晴らしいことで有名な長城です。

古北口水鎮

また、司馬台長城のすぐ近くには古北口水鎮という綺麗な水郷もあります。
様々なレストランや商店、ホテルや民宿などもあります(とても綺麗です!)ので、あわせて訪れるのもおすすめです。
古北口水鎮では夜、ライトアップされた長城も楽しめて、とても美しいですよ。写真ではわかりにくいのですが、山の上に見える光が司馬台長城です。もちろん昼間は長城の姿も楽しめます。

(車付き通訳)郊外一日
(サポート付きチャーター車)郊外一日

また、人とは違う長城に行きたいという方には達雲嶺長城(大榛峪長城)や香屯長城など、ガイドブックには絶対に出ていない、北京の人もなかなか知らないような長城もございます。

達雲嶺長城(大榛峪長城)

達雲嶺長城は修復済ですが、非常に険しく、そのまま訪れる人もほとんどいないような本当の穴場の長城です。とはいえ、切り立った尾根に連なる長城の姿は圧巻で、人とは違う長城を見たい方におすすめします。(非常に勾配が険しい長城ですので、トレッキングシューズなどのある程度の装備を整えてから向かわれることをおすすめします)

香屯長城

香屯長城は完全に未修復のいわゆる野長城です。
城壁もきちんと残っていますが、既に山と同化していて、良く観察しないと尾根と区別がつかない場所もあります。近くの村人以外はほとんど訪れる人もいない長城です。この長城の美しさは本当に素晴らしいですが、トレッキングの装備がないと場所によっては危険ですのでご注意ください。

達雲嶺長城も香屯長城も郊外一日プランで行くことが可能です。頑張れば1日で両方の長城を訪れることもできます。(ルートや時間、走行距離によっては郊外プランになります)

(車付き通訳)郊外一日
(サポート付きチャーター車)郊外一日

他にもたくさんの長城がありますが、どれも様々な個性があります。
ぜひお気軽にお問合せください。
日程やお時間、ご希望などをお伺いして、おすすめの長城などをご提案させていただきます。

さて、中国も春節を迎えます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。