Beijing Landscape

夏の始まり

2017-05-28

慕田峪長城

北京は30度を超える日も多くなり、すっかり夏になりました。
写真は先日の慕田峪長城の駐車場ですが、空の色がもうすっかり夏ですね。
気温が日本よりもずっと高くなっていますので、観光の際には熱中症などに十分注意してください。

とはいえ、大陸性気候の北京では日本と違って湿度が少ないこともあって、暑いけれどまだ日本と比べたら過ごしやすいです。熱中症対策、日焼け対策などももちろんですが、乾燥対策も冬場ほどではありませんが女性などには必要かもしれません。意外と乾燥していると感じるんです。日本人からするとですけど。(^^

茘枝

夏の始まりを感じさせるフルーツ、茘枝(ライチ)が市内の果物屋さんに並び始めました。
広東省などで収穫されて運ばれてくるのですが、これがくると夏の始まりです。真夏には出回らない、今だけの果物です。もちろんフレッシュ、冷凍保存などはしていない生のままの茘枝です。日本では滅多に見かけない、見かけても高価な果物ですが、北京では庶民価格。この時期だけ楽しめる果物ですので、ぜひ果物屋さんやスーパーで買ってみてください。

茘枝

茘枝にも種類があります。この時期は妃子笑という、日本ではグリーンライチと呼ばれる種類が多く見かけます。実際、甘くて香りが良いのもこの品種です。緑の中にも少し赤みがかったものが甘さが強いように思います。
他にも色々種類がありますが、それぞれ味が違うのが面白いところです。龍眼に近い味わいのものもあれば、甘さの質が違うものなど。その違いも色々楽しんでいただければと思います。


1年半弱、北京散歩のサイト構築、お手伝いをさせていただきましたが、このたび離任させていただくことになりました。
今後は日本人スタッフのいない、中国人スタッフのみの北京散歩となりますが、今まで通り変わらず、みなさまの旅のお手伝いをさせていただきます。

レストランのご紹介ページなどもまだ十分にできていない状態ですが、今後は中国人スタッフがブログも含めて随時更新していく予定です。

対応させていただいたお客さまなどには色々と至らない点などがあり、ご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。
そしてありがとうございました。
みなさまがこれからも気持ちよく北京を旅することができますよう願っております。

高村 幸子

初夏の気配

2017-04-18

北京

つい先日まで雪が舞っていたと思えば、あっという間に初夏の陽気になった北京です。
昼間の気温も30度という日も出てきて、早くも柳絮が飛び始めました。

柳絮(りゅうじょ)って日本では馴染みがないですよね。これは柳やポプラの種子で、綿毛のようになっているため、たんぽぽの綿毛のように初夏になると一斉に飛び始めます。たんぽぽの綿毛よりも大きく、多い日には雪に見える位にたくさん飛びます。この柳絮が飛び始めると北京も初夏を迎えます。

街では各地から届いた春の新茶(中国緑茶、美味しいですよ)や、この時期にしか楽しめない香椿が市場にも顔を出しはじめたり、街の様子も初夏の様相に変わってきました。

香椿は(しゃんちん)も日本では馴染みがないですね。これは中国中部から北部にかけて見られる木で、この春の新芽は季節を感じられる食べ物として北京の人たちにも親しまれています。感じとしては山菜のような野菜ですが、昔は街路樹や北京の伝統的な住宅である四合院の庭に植えられていたり、人々の生活の近くにある樹木です。高級レストランや観光客向けのレストランではあまり見かけませんが、地元の人たちが利用する街のレストランではこの季節限定で登場することもあります。主に卵焼きにしますが、ほろ苦さと春の香りが癖になる美味しい季節の食材です。

北京

GWのご予約もたくさんいただいております。
ありがとうございます!
お日にちによっては既に車付き通訳(日本語ドライバー)やガイドは全てご予約済、お受けできない日も出てきております。ご希望の場合はお早めにお問い合わせ、ご予約いただけますようお願いいたします。
また、この時期に故宮のご訪問をご希望されている方は入場予約は必須とお考えください。ご予約がない場合は入場できるかどうか分かりません。故宮予約システムの都合上、入場料などは全て前払い制となっておりますため、ご予約をご希望される場合は弊社でご入金の確認が取れた後のお手配となります。お手配可能になるまでにお時間がかかる場合がありますこと、早い時期に入場予約が完売、受付停止になる場合も予想されますので10日以上前にはお申込みいただけますようお願いいたします。

雪の北京

2017-02-23

北京

一昨日は北京でも大雪となりました。
今年は雪が少ない、比較的暖かい北京でしたが、やはり一度は大雪になるのですね。つい先日、今年は大雪降らないね〜なんて話をしていたばかりでしたが、しっかり積もるまでに降りました。
雪が降ると移動などが大変になるものの、なんとなく嬉しくなってしまったりしますよね。(^^
一面の銀世界に子どもたちが大喜びして遊んでいるのは中国でも同じです。

北京

雪が降ると意外に混雑するのが故宮や天安門です。特に雪の故宮は本当に美しく、平日のさほど混み合わないはずの日でも、積雪があると大混雑。あっという間に入場規制されてしまいます。
雪が降らなくても最近は、故宮の入場者数が多く、事前に入場予約をしていないために入れないことが良くあります。特に中国の休日や週末は必須といってよいほどで、平日も確実な入場を希望する場合は予約をしておいた方が安心です。

旅のオプション・故宮入場予約代行
※チャーター車ご利用のお客さまは無料で予約代行させていただきます。

北京

雪の故宮もそうですが、雪の北京、綺麗です。天壇公園や長城なども本当に美しいです。
普段よりも冷え込みますが、雪景色を楽しめるということでは嬉しいですよね。基本的に北京の建物内は暖かいので、外を歩く時の防寒対策だけをしっかりしておけば、雪の北京も楽しく観光できます。もちろん、チャーター車の車内も暖かいですよ。

北京

とはいえ、もう冬も終わりです。もしかしたら今回の雪がこの冬最後となるかもしれません。
北京が一番寒いのは1月。春節が過ぎると不思議なことに気温があがりはじめて春を感じられるようになってきます。毎年日にちが変わる春節ですが、本当にこれ、不思議です。

車付き通訳(わがままチャーター)

春節

2017-02-01

春節

新年快乐!

2017年は1月29日に春節、旧正月を迎えました。
2月11日の元宵節までが中国のお正月になります。

中国の春節は日本のお正月よりも重要なイベントに見える位に盛り上がります。家族で、友人でゆっくり楽しく過ごすのも春節。遠くに住んでいる家族や親戚、友人たちが生まれ育った場所に戻ってくるのが春節です。1年で一番大切で楽しみにしている祭日なんですね。
スタッフは基本的に北京生まれが多いため、故郷に帰るということはありませんが、普段は遠くに住んでいる家族や友人、親戚が戻ってくるということもあって、忙しくも楽しい春節を過ごしているようです。

春節

春節には廟会が開催されます。廟会というのは日本で言うところの縁日です。日本のようにお寺で縁日があるということが少ない中国では、この廟会は春節にしか行われない特別な縁日でもあります。
北京市内にはいくつか有名な廟会があります。これはその1つ、地壇公園で毎年行われる廟会です。たくさんの人が集まる大きな廟会で、代表の劉も家族で楽しんできたようです。

春節

春節といえば爆竹や花火です。基本的に北京市内は花火の使用が禁じられていますが(5環路内は禁止です)、春節の期間だけは別。それでも中心部での花火利用は細かい制限がありますが、春節には欠かせないものの1つでもあります。
春節前あたりから市内に花火屋さんの出店がポツポツと出現します。これは郊外の花火屋さんで、市内よりも大きな花火が買えるのだとか・・・普通の日本人からすると個人で扱う量ではないように思う大量の花火や爆竹を、中国ではみなさん普通に個人で楽しんでいます・・・(^^;

春節

これはスタッフが春節当日にと用意していた爆竹と花火です。凄い量に思いますが、数年前に比べたらずっと少ない量です。景気の低下や大気汚染防止に、ここ数年は春節の花火の量も次第に少なくなってきています。それでも・・・凄い量ですよね。(笑

ちなみに中国の花火の基本は爆竹なのか、見た目に美しく楽しい打ち上げ花火も爆竹のような音がするものが殆どです。日本の感覚だと、そもそもそんなに大きな爆竹自体もないのですが、地面近くから音がするものと思っていることもあって、空から爆竹の音がするのは結構怖いです。(^^;

2017年 どうぞよろしくお願いいたします!

2017-01-14

北京
北京の朝

あけましておめでとうございます。
2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始を北京で過ごされるお客さまも一段落して、スタッフもようやく落ち着いてきました。たくさんのお客さまに北京を楽しんでいただき、新しい年のスタートを良い形で迎えることができました。どうもありがとうございます。

例年よりも暖かい北京でしたが、今週はじめあたりから本格的に気温も下がり始め、今月末の春節に向かって北京の街もお正月気分が盛り上がってきました。これから2月11日の宵元節までが中国のお正月になります。1年のうち最も中国らしい雰囲気が味わえるのもこの時期かもしれません。

今年も北京を訪れるみなさまに快適に、楽しく過ごしていただけるよう代表をはじめ、スタッフ一同努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

2016年 どうもありがとうございました!

2016-12-31

北京
北京散歩事務所近くにて

2016年も早いものでもう大晦日となりました。早いですね。
北京をはじめ中国では旧正月を基本としているため、大晦日といっても通常通りではありますが、1月下旬に来る春節に向けてお正月用品が店先に並ぶなど、新年気分が盛り上がりつつあります。

今年の1月から北京散歩の日本窓口を担当させていただくことになり、以前のサイトが使えなくなってしまったため、バタバタと新しいサイトを作るために連日徹夜をしていたり、業務内容の確認に何時間も社長やスタッフからヒアリングしたり・・・時には社長と大ゲンカになってスタッフが止めに入ったことも(笑

ようやく落ち着いてきたと思ったら大晦日。
もう1年経つのだなと時の流れのはやさに驚いています。

2016年は例年よりもずっと多くのお客さまにご利用いただくことができました。はじめて北京にいらっしゃるお客さまはもちろん、リピーターのお客さまやビジネスでのご利用もずっと増え、北京の魅力を伝えるお手伝いが少しでもできたかと嬉しく思っています。
どうもありがとうございます。
今も年末年始を北京で過ごすお客さまでスタッフもフル稼働で動いております。これも数あるチャーター車サービスの中から北京散歩を選んでくださったみなさまのおかげです。
本当にどうもありがとうございました。

来年、2017年も今まで以上に北京の魅力をお伝えできるよう、スタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

チャイナドレス オーダーメイド

2016-12-01

旗袍

先日、チャイナドレスをオーダーしてきました。

元々は清代の満州民族の民族衣装を元にしたチャイナドレス(Mandarin dress)は中国語では旗袍と呼ばれています。この旗袍、北京市内にはオーダーメイドで作ってもらうことの出来るお店が結構あります。日本の着物のように素晴らしいシルクの生地と手刺繍で彩られた高級品から、ちょっと奮発してオーダーしてみようかな?と思えるものや、オーダー以外にも服飾市場などでは気軽に着ることのできるものまで様々です。

旗袍

せっかく北京に来たからには本場のチャイナドレスをオーダーしたい方も意外と多くいらっしゃいます。確かに旗袍といえば北京が本場。でも日本語が通じるお店が無いどころか、英語も難しく・・・オーダーメイドは言葉のハードルが高いのも事実です。
車付き通訳やガイドをご利用中にお申し付けいただければ、オーダーのお手伝いもいたします。
意外と気軽にオーダーができるので、チャイナドレスが欲しいという方はぜひお申し付けください!私も今回すっかり楽しくなってしまい、また追加でオーダーしようか思案中です。(笑

通訳というと語学力も気になるところです。よく観光ガイドなどでカタコトの日本語ということもありますが、北京散歩の通訳、ガイドは問題ありません。ご安心ください。日本語で日本人の私と口喧嘩も普通にできるレベルですので(笑)、細かなご要望もちゃんと通訳いたします。

旗袍

今回、私がオーダーをお願いしたお店では基本的なデザインを店内にあるサンプルから選びます。店内にあるチャイナドレス、全てサンプルなんです。もちろん、生地もデザインも細かく指定することも可能です。ノースリーブのサンプルを選んで袖を付けてもらうなどもできます。サンプルとして実際にドレスを手にとって選んだり試着したりすることでイメージがつきやすくなるのも嬉しいです。

気に入ったサンプルを選んで試着。この時点では適当な大きさになっているので、細かなデザインなどをオーダーして、あとは採寸です。店員さんが手際よく採寸してくれますが、途中で丈の長さなど細かな要望を聞いてきます。今回は中国語が怪しい私のために日本語通訳スタッフが付いてきてくれ、色々通訳してもらいました。採寸の所要時間はざっと30分といったところでしょうか?意外と早く終わります。

旗袍

3日ほどで仮縫いが完了。もう一度お店に行って試着、全体的に調整します。かなり細かく調整するので写真では分かりませんが、まち針だらけになっています。(^^;
仮縫いの調整は最初の採寸よりも時間がかかるかもしれません。(本当に細かく調整してくれます。)それでも1時間はかからず終了。あとは2週間後に出来上がります。仕上がりが楽しみですが、かなり細く作ってしまったので、サイズが変わらないように注意しなければ・・・冬の北京は美味しいものがたくさんあって危険です。(笑

通常は3週間ほどかかるオーダーメイドですが、旅行で北京を訪れるのにそんなに待てないという方が殆どだと思います。私がお願いしたお店では3日で全て仕上げてくれることもできるそうです。ですので到着日にオーダー、最終日に受取りということも十分可能です。
ぜひご相談ください。
冬の時期は北京もセールになります。実は私が利用した時もかなり割引になっていました。(^^

早くも年末年始のご予約やお問い合わせも多くいただいております。日によってはもうお受けするのが難しい日もちらほらと出ている状態です。特に日本語ドライバー、ガイドはご用意できる数に限りがございますため、お早めのご予約をおすすめいたします。

車付き通訳(わがままチャーター)
ガイド+専用車

冬季割引サービス実施中です!

列車の旅

2016-09-26

列車の旅

北京を離れて少し長く旅をしていたので、更新が空いてしまいました。
今回もそうですが、広い中国を移動する際に近頃は飛行機が多くなってきたとはいえ、まだまだ列車で移動することも良くあります。特に高速鉄道は路線が多く、時間が正確ということもあり、確実に移動したい時には重宝しています。遅延や欠航も少なくない国内線よりも高速鉄道や寝台列車といった列車は意外と便利だったりします。私自身は特に列車好きという訳ではないのですが、中国の長距離列車はかなり多く利用している方で(当然ながら北京散歩の中では中国人スタッフも含めて一番多いです・・・)、楽しく確実に移動したい時にはやはり列車を利用します。

列車の旅

北京には大きな鉄道駅が4つあります。
1つはこの写真の北京駅。最も古く趣のある建物の駅舎で、利用せずとも外観を眺めるだけでもノスタルジックな気分になれる駅です。ロシアやモンゴルへの国際列車や本数はそれほど多くはないものの国内線の寝台列車などが発着しています。
もう1つは北京西駅。アジアで最も大きい駅舎で、その広さには圧倒されます。各地への寝台列車の起点となる駅の中心はこの駅です。びっくりする程にたくさんの長距離寝台列車が発着していて、ホームから停まっている列車の長めは圧巻です。他にも高速鉄道の駅としても利用されています。
高速鉄道は主に北京南駅から発着しています。上海などへの高速鉄道はこの駅からになります。南駅もスケールが大きくて日本では考えられないほどの規模を持っています。
北京北駅はモンゴル方面への一部の長距離寝台列車や北京近郊への郊外列車の起点となっています。

列車の旅

日本では殆どなくなってしまった寝台列車ですが、中国ではまだまだ現役で多くの人々に利用されています。昔は汚いとかうるさくて耐えられないなんて言われていましたが、今ではかなり整備されて結構快適に移動できるようになりました。特に北京発着の列車は政府要人が利用することが多いために車両がきれいなことが多いとか。もちろん利用する路線や管轄する鉄道局によっても変わりますが、私が今まで利用した列車は概ねきれいなことが多かったです。特に青蔵鉄道は日本の寝台列車かと思うほどにきれいでした。
人々の収入も上昇して、一昔前は軟臥(日本で言うA寝台)は外国人か一部のお金持ちしか買わない切符などと言っていましたが、今では最初に売り切れるようになり、高速鉄道も商務座(グランクラス)や1等座(グリーン車)から売り切れるようになっています。変わりましたね。

列車の旅

寝台列車の場合は短距離の路線以外、食堂車も健在です。距離の長い列車は途中駅でその土地の食材を仕入れるので、通過する場所の名産品を使った料理を楽しむこともできたりします。これは車内で販売されるお弁当も同様です。食堂車で作ったホカホカの作りたてのお弁当が車内で販売されます。これも寝台列車の旅ならではの楽しみです。
コンパートメントで一緒になった人とお茶を飲みながら交流したりすることも良くあります。色々なところから来る人が多く、筆談を交えながら話が盛り上がったり、日本のことを色々と聞かれることも。一般の中国の人は日本好きが多いので、食べきれないほどのお菓子や果物をもらったり、楽しく盛り上がることが多いです。

列車の旅

長距離寝台列車の楽しみは景色もあります。北京を出てしばらくは華北の景色であったのが、翌朝目覚めると華南の景色に変わっていたり・・・緑の色や水の色が変わる様は何度見ても感動します。
そんな寝台列車ですが、ここ数年は高速鉄道に変わってしまう路線も増えてきて、寝台列車はかなり本数が減ってきてしまいました。いつまでも庶民の足として残して欲しいと思います。時間はかかりますが、寝台列車の旅って結構いいと思います。

列車の旅

利便性ではダントツの高速鉄道も快適です。日本の新幹線と殆ど変わらない清潔さと時間の正確さで、確実に移動をしたい時には高速鉄道利用がおすすめです。実際、国内線よりも時間が正確、確実なので仕事などで移動する場合は高速鉄道の利用が増えています。
座席にも色々あり、一般席にあたる2等座からグリーン車にあたる1等座、グランクラスに該当する商務座はフルフラットシートでとても快適に移動できます。トイレもとてもきれいで頻繁に掃除するほどの快適さです。そんなこともあってか商務座から満席になることも少なくないようです。

列車の旅

北京散歩では北京発着の列車乗車券の購入代行も行っています。
国内の路線は今は日本からでも購入できるようになりましたが、ロシアやモンゴルへの国際列車は中国語が堪能で北京にいないと手配がなかなか難しいため、チャーター車に続く密かな人気オプションとなっています。
また、国内の路線でも日本から旅行代理店を通して予約購入しても、実際に乗車券の引き換えは自分で駅などに行って行う必要があることが殆どです。これが外国人には結構大変なのですが(駅や時間帯によっては本当に大変です・・・)北京散歩では乗車券発券まで行ってお渡ししています。中国語に自信がない、時間が少ないという方におすすめです。

列車の旅もいかがですか?

列車乗車券手配

北京のビアガーデン

2016-07-18

夏の北京

ここ数日、雨がちらついたりとあまりパッとしないお天気の北京ですが、もうすっかり夏になっています。雨が降ったりしているせいか蒸し暑いです。といっても日本の湿度よりは過ごしやすいのですが、夕方になると冷たいビールが飲みたくなるような気温で、社長やスタッフとみんなでビールと食事を楽しみに行ってきました!

北京では夏になると街中のいたるところにビアガーデンが出てきます。それぞれの飲食店が歩道やお店の前にある本来なら駐車スペースであるところにテーブルと椅子を並べて、日本で言うところのビアガーデンのような状態になります。北京の地元の人達は夏になるとこうして外で友達や家族で食事を楽しむのが大好きです。
最近は北京(燕京)ビールの生ビールなども出てきて、お店によっては冷たく冷えた生ビールをジョッキで楽しむこともできるようになってきました。一般的に中国のビールは薄いことが多いのですが、北京の燕京ビールは日本の企業が提携していたこともあって日本人好みの味で、これがなかなか美味しいです。

夏の北京

食事のメニューはお店によって様々ですが、夏の一番人気はこの羊肉串。その名の通り、羊肉を串焼きにしたものです。クミンや唐辛子で香りづけしてあって、辛いまではいかないですがスパイシーでとても美味しいです。元々は北京にもたくさんある新疆料理の1つですが、新疆料理屋さん以外にもたくさんあるほど、北京の人たちには親しまれています。

部位もたくさんある中から選ぶことができます。肉以外にも筋の部分などもあり、食感や味の違いが楽しめます。写真の真ん中の白い串は腱の部分の串焼きです。
特に中国では肉の部分よりも筋や腱、モツなどの内蔵が好まれることが多いです。これが日本よりもずっと下処理が上手なことが多く、臭みも無く美味しいです。ぜひこういったものも試してみてください!

夏の北京

羊肉串以外にも色々な料理もオーダーできます。野菜炒めやピータン、ほうれん草の黒酢あえなど。この日は四川料理の口水鶏も頼みました。
北京料理は歴史上、色々な地域から伝えられた料理がまざっています。一番有名なものは北京ダックに代表される宮廷料理。他には近くのモンゴル地方が発祥の料理や新疆などを発祥とする回族(イスラム教を信仰する漢民族)の料理や元々のこのあたりの小麦を元とする麺や水餃子といった料理など、様々な地域の料理が合わさって北京料理になっています。そのため、こういった北京家庭料理のお店でも回族の料理である羊肉串や四川料理の口水鶏や麻婆豆腐などもメニューに揃っていることが多く、色々な地方の料理が楽しめる北京ならではの光景です。

こういった地元の人達で賑わうお店は慣れていないと入店することも、オーダーすることも難しいことが多いのですが、北京散歩のガイドや日本語通訳(わがままチャーター)などをご利用の際にご希望があればメニュー選びはもちろん、オーダーなどもお手伝いさせていただきます。おすすめのお店をご紹介、お連れすることも可能です。
夏の北京を楽しむお手伝いをさせていただきます!

ガイド+専用車
車付き通訳(わがままチャーター)

新茶上市

2016-03-27

お茶市場

3月も5日ほど北京に滞在してきました。
東京地方と殆ど変わらない気温で、北京にも春が来ていました。街中にも早咲きの桜などが咲き始めています。

ちょうど用事があり、北京のお茶市場へ行ってきました。
北京には中国でも2番目に大きいお茶市場があります。市内西側にある馬連道市場がそれで、南から北へ運ばれてきたお茶が最後に集積する市場として発展してきました。昔はここからモンゴルやロシアへお茶が運ばれていったそうです。
現在でも市場として発展を続けていて、日本の秋葉原電気街のような規模でお茶屋さんが並んでいます。あまりの規模の大きさに初めて来た人はどのお店に入って良いものか分からなくなってしまうほどです。
この馬連道市場以外にも市内にはたくさんのお茶市場があります。北京に住む人たちは、それぞれ自分の行きつけのお茶屋さんがあります。

お茶屋さんは大概、お茶の種類ごとにお店が分かれています。プーアール茶専門店もあれば鉄観音茶、武夷岩茶、浙江省のお茶を専門に扱うお店もあれば、茶器の専門店も。大概はそのお茶の産地を出身地に持つ茶商さんがお店を経営しています。

お茶市場

様々なお茶がある中国茶の世界ですが、実は緑茶が一番楽しまれているということはご存知でしょうか?
日本でお馴染みの烏龍茶、実は福建省と広東省の一部でしか作られていません。昔ほどではありませんが、ごく一部の地域の人々が愛飲するお茶です。その他の殆どの地域では緑茶が楽しまれています。中国茶の90%は緑茶といっても過言ではありません。緑茶だけでも数百種類あり、香りも味わいも様々です。
北京では伝統的にジャスミン茶が好まれます。そのせいかジャスミン茶の種類が一番多いのは中国の中でも北京が一番多いようにも思います。

丁度、訪れた4月20日頃はその緑茶の新茶が到着しはじめていました。
「新茶上市」と書かれたお店は新茶の到着で忙しそうです。日本では新茶はまだまだといったところですが、広い中国ですから、早い地域では既に茶摘みが始まっているんですね。本格的な春の到来を実感させてくれます。

お茶市場

蒸し緑茶が殆どの日本と違い、中国では釜炒り緑茶が主流を占めています。日本のような蒸し緑茶はごく僅かな地域でしか行われていません。また、日本の緑茶は茶摘みをしてすぐに蒸すことで発酵を止めてしまいますが、中国緑茶は地域やお茶の種類によって軽い発酵を行います。この発酵過程で甘い花の香りを出したり、爽やかな味わいを出したりと個性が生まれます。中国緑茶は種類によってはっきりと味わいも香りも異なります。中には緑茶とは思えないほどに甘い蜜の香りを持つものや、甘い甘露のようなお茶もあります。

中国の新茶シーズンは始まったばかりです。
これから各地で本格的に茶摘みがはじまり、市場に新茶が溢れんばかりに並ぶのは4月中旬以降、5月上旬ごろになります。GWの時期は新茶シーズンです。

お茶市場

チャーター車やガイドをご利用中にお茶市場に行きたいというご希望があれば、ご希望のお茶市場へお連れいたします。どこが良いか分からないという場合はスタッフ行きつけの信頼できるお茶屋さんにお連れすることも。
実際、馬連道市場はとても規模が大きくお店もたくさんあるのですが、価格は全体的に高めです。おそらくこれはお茶市場としては市内でも最も有名な場所のため、地価が高いということもあるようです。スタッフをはじめ、北京に住む人達は自宅からそう離れていない場所の市場を行きつけにしていることが多く、そういった地元密着型の市場の方が良心的な価格設定で安心して利用できます。

ご利用中にご案内するお茶屋さんで必ず購入する必要はありません。(弊社は一般的な旅行会社やチャーター会社とは異なり、お茶屋さんはもちろん、土産物店などにお客さまをお連れすることで利益を得るような契約などは行っておりません。)とはいえ、たくさん試飲をされた場合はマナーとして試飲代程度、ほんの少しそのお店で何か購入してあげてください。
日本とはお茶屋さんでの買い方なども異なります。そういったお店でのお買い物もサポートさせていただきます。どうぞお気軽にお申し付けください。観光に疲れたら、ちょっとお茶屋さんで一休みしながらお茶を買うのも楽しいですよ。(^^

車付き通訳(わがままチャーター)
ガイド+専用車

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