FOOD
大董烤鸭店
独特の製法で有名な北京ダック店です。
サクサクとした大董烤鸭店特有の皮は従来の北京ダックにはなかったさっぱり感と食べやすさ、そして美味しさで地元の人たちにも人気の高いお店です。店舗も清潔、サービスも良く、楽しくお食事をお楽しみいただけます。
地元の方だけでなく外国人にも人気が高く、もちろん日本の方にも大人気です。現在の北京で最も人気のある北京ダック店の1つです。
とても人気のあるお店で、予約がないと入店できないことも良くあります。これはランチタイムでもディナータイムでも同じ状態で、予約がない場合は数時間待ちということも普通にあります。どんなに待ってでも美味しいものが食べたい!という北京っ子ならではの光景ではありますが、この人気の高さは凄いですね・・・(笑
北京ダックは半羽からオーダーできます。2名様までは半羽、3〜4名様で1羽を目安にオーダーしてください。北京ダック以外のお料理は、それに追加して人数分のメニューをオーダーするのが一般的な量です。日本人からすると、ちょっと多いかな?という位が中華料理のマナーです。
北京ダック以外のお料理も洗練されていて美味しいもの嬉しいところです。選ぶのが大変なほどのメニューが揃っています。伝統的な北京料理から現代的にアレンジされた創作料理まで選ぶことができます。今の北京の料理を楽しむことができるということでは大董烤鸭店がおすすめです。
料理の盛り付けが美しいのも嬉しいところです。
予算は大体1人350〜400元が目安です。
北京市内にもいくつか支店がありますが、サービス、味共に安心しておすすめできるのは東四十条にある南新倉店と王府井金宝匯にある海参店です。南新倉店はスタンダードなメニューが楽しめます。海参店は北京ダックや北京料理の他に海鮮料理が充実していることで知られています。
北京大董烤鸭店(南新倉店 東四十条)(北京南新仓店)
东四十条甲22号南新仓商务大厦1-2楼
北京大董烤鸭店(海参店 王府井金宝匯)(北京金宝汇店)
金宝街88号金宝汇购物中心5楼
北京散歩ではレストランの予約代行を承っております。
チャーター車ご利用のお客さまは従来通り無料でお受けいたします。
上記以外の店舗のご予約も可能です。
お気軽にお問い合わせください。
糖炒栗子
秋から冬にかけて、北京の人たちが大人も子供もみんな、並んででも食べたいというのが糖炒栗子。甘栗です。
日本では天津甘栗という名前で売られているので天津名物と思っている方も多い甘栗ですが、実は北京の名産品ということはご存知でしょうか?万里の長城のあたり、北京郊外にはたくさんの栗畑があります。もちろん日本へ輸出される甘栗も殆どが北京やその周辺の河北省でとれた栗なんです。
春から夏の間はそれほど目立たないのですが、北京市内にはたくさんの甘栗を売るお店があります。お店によって味も剥きやすさもバラバラ。どこで買っても大抵は美味しいのですが、地元の人達が行列しているようなお店は、やっぱり甘さも剥きやすさも違います。焼きたての、剥くのが大変な位に熱い甘栗を売っています。
この写真のお店も北京市内では美味しいことで有名な甘栗屋さんの1つです。撮影した時期が春だったこともあって行列がないですが、もうこの時期は焼きたての甘栗を買う人で行列しています。北京散歩のスタッフ御用達のお店ですが、なんでも北京で美味しい甘栗屋さんのベスト5に入ったとのこと。確かにとても美味しいんです。
先日も焼きたてをしっかり買ってきました。
1斤(500g)の単位で販売しているのはどこも同じです。価格は大体20元前後であることが多いです。日本円でざっと320円。安いですよね!
日本へ輸出される甘栗とは大きさが違って小粒ですが、皮が柔らかくて甘くてとても美味しいです。この甘栗の剥き方も日本で言われているのと違うんです。日本では栗の真ん中、お腹の部分に爪で割れ目を入れて剥きますが、北京では栗の一番上の部分に割れ目を入れて剥きます。北京で売られている甘栗は皮が柔らかいことが多いのと、焼き立てなので特に柔らかいので、この方法じゃないと綺麗に剥きにくいんです。面白いですね。
甘栗屋さんの多くは甘栗以外にもナッツを扱っています。特に中国の人たちが好きなのはひまわりの種やスイカの種、瓜子。これもお店によって美味しさが違います。スーパーなどでも売っていますが、やっぱり専門店のものの方が全然美味しいです。香ばしさが違います。他にもカシューナッツやヘーゼルナッツなども揃っていたりします。どれも日本よりずっと安くて美味しいのも嬉しいです。
市内観光の際にドライバーやガイドにお申し付けいただければ、お店にお連れしてご購入のお手伝いをすることも可能です。お気軽にお申し付けください!
私も日本に帰る時にはたくさん買い込んで帰っています。(笑
もう随分と北京も寒くなってきました。朝晩はマイナスの気温になることも普通になってきています。
今年は連休時や早くも年末年始のご予約やお問い合わせも多くいただいております。日によってはもうお受けするのが難しい日もちらほらと出ている状態で、社長もスタッフも嬉しく、そして驚いております。ありがとうございます!
日本語ドライバー、ガイドはご用意できる数に限りがございますため、お早めのご予約をおすすめいたします。
北京的早餐
北京の朝は早いです。
南方の中国とは違って基本的に屋台の文化はあまりない北京ですが、朝食は別です。早朝から下町を中心とした住宅地では朝食の屋台がたくさんあります。地元の人が主に利用する朝食の屋台や食堂は美味しいところがとても多いです。ホテルの朝食よりも美味しいと私は思います。
今回はそんな昔ながらの北京の朝食をご紹介します。
北京ならではの朝食といえばこちら。炒肝です。
これは元々、北京に住む満州族の小吃で清代の頃から親しまれてきた伝統的な軽食です。市内にはこの炒肝が有名な食堂もありますが、朝は街中の屋台でも提供されています。
モツを煮込んで、とろみをつけた葛湯のような感じの食事です。美味しいお店のものはモツの臭みも全くなく、私の大好物でもあるのですが、スタッフの中には苦手という人も。(北京の中国人ですが・・・)
機会があればぜひ試してみていただきたい朝食の1つです。
これは北京ならではというよりも中華圏全体で親しまれている油条です。日本でもかなり有名な食べ物ではないでしょうか?
軽い食感の揚げパンのような食べ物で(発酵させていないのでパンではないのですが・・・)、軽くて食べやすく、朝からたくさん食べれてしまいます。
この油条、北京では場所にもよりますが餡入りもあったりします。私自身、北京で初めて出会ったのですが、日本の小豆餡よりもずっとさっぱりとした甘さ控えめの餡が薄く中に塗られていて驚いたことがあります。とても甘いものを想像して食べるのに躊躇したのですが、実際には微かに甘い程度で、今では餡入りがあればそちらを選ぶようになりました。
その油条と合わせることが多いのが、こちらの豆乳です。
南方ではお粥と合わせることが多いのですが、やはり北京は東北地方、小麦の文化圏に入ります。今では白米もお粥も普通に食べますが、やっぱり温かい豆乳と合わせることが多いようです。
この豆乳、だいたいは少し甘く味付けされていて癖がなくて美味しいです。もちろん豆乳だけ飲む人もたくさんいますし、北京の人たちは豆乳が大好きです。昼食や夕食にも飲み物として豆乳を飲む人も多いですし、家庭でも良く作られています。
その他にも色々あります。
こちらは羊雑湯と呼ばれる羊のモツとパクチーのスープです。
北京には新疆料理や清真と呼ばれるハラール食堂などがたくさんあります。意外とイスラム教の人が多いです。こういった食堂やレストランはイスラム教以外の人にも人気で、当然ながら朝食の屋台にも良く見かけます。これもそういった清真の朝食屋台で、とても丁寧にモツの処理がしてあって臭みもなく、美味しかったです。
羊肉を良く食べる北京ならではの朝食です。もちろん、軽食として専門店も街中にはよくあります。
小麦文化の北京ならではの包子。餡の入った中華まんです。
本場中国では肉が入っているものは意外と少数派で、これも茴香と呼ばれるフェンネルの地上部と卵のみの具が入っています。この茴香は水餃子の餡にすることも多いのですが、南方や西方の中国ではあまり食べないようです。北京とその東北地方ならではの具材ですね。
その場で包んで蒸しあげてくれることもあって本当に美味しいです。他にも色々な具材は揃っているお店もあります。
蒸したてのあつあつの包子とスープというのが結構定番の組み合わせです。
北京もそろそろ空が高くなって、秋が近づいてきました。
これは先日の慕田峪長城です。
秋は北京が一番美しく過ごしやすい季節です。
秋の北京の観光は、地元ならではの朝ごはんからスタートしてはいかがでしょうか?
車付き通訳(わがままチャーター)、ガイドのご利用であれば、地元の朝ごはんを楽しむお手伝いをさせていただきます。
(ご予約時にご相談ください。)
夏の涼麺
日本ほど湿度はないとはいえ、北京も夏本番です。
既に夏休み期間となり、日本からも中国国内にお住まいの方からもたくさんのご利用、ご予約をいただいています。ありがとうございます。
日本のお盆期間などは既にご予約で埋まりつつありますので、ご予約はぜひお早めにお願いいたします。
北京では暑くて食欲がわかないという時によく涼麺を食べます。
涼麺といっても地方によって様々。涼麺という料理の定義はかなりゆるくて、日本のざる蕎麦なども涼麺に分類されています。涼粉と呼ばれる緑豆(身体の熱を取ってくれると言われます)から作られるツルツルとした麺状の食べ物もありますが、今回は北京で良く親しまれている涼麺をご紹介します。
上の写真が一番スタンダードな涼麺です。日本で言うところの冷やし中華がこの涼麺が元になったのではないかと思いますが、中国では至ってシンプルな感じです。冷やし中華と大きく違うのは麺を風で冷やすというところ。日本では冷たく冷やしますが、中国では風で扇いで粗熱を取るという程度にしか冷やしません。これは冷たいものを摂取すると身体を壊すという中医の考え方もあるのでしょうね。意外とこの涼麺程度の冷え方が実際に食べてみると身体に優しく、食後も体調が良いんです。
お店やメニューによって涼麺も様々です。
こちらはちょっと豪華な鶏肉付きの涼麺です。他にも野菜がもっとたくさんついているお店もあったりしますが、基本はこんな感じのシンプルな麺です。
タレは基本的にピーナッツ系のタレかお店によっては胡麻系、ブレンドされているお店などもあります。酢と調味料を入れてバランス良く仕上げてあります。北京あたりの酢は日本や他の地域に比べて優しい酸味が特徴的です。酸っぱいのは苦手という方でも美味しく食べてしまうような優しい味わいのものが多いです。とても美味しいですよ。
ぜひ夏の北京にお越しの際は涼麺も味わってみてください。おすすめです。
この涼麺が人気で、私自身も大好きなお店には宫保鶏丁もあります。実は宫保鶏丁の方が有名なお店であったりします。
宫保鶏丁は四川料理発祥の北京料理で、涼麺にもとても良く合います。特にこのお店のものは美味しく、有名なのも分かります。いつも地元の人で満席かそれに近い状態で、場合によっては予約が必要なこともあります。
殆どの人がオーダーするのがこの宫保鶏丁と涼麺なのも、北京の人たちに愛されている料理というのが良く分かります。
どのお店にもあるという訳ではありませんが、このお店のもう1つの名物は湯圓です。
お正月の最後、元宵節に食べるものとして以前にもご紹介しましたが、このお店ではいつも食べることができます。意外とデザート的なものが少ない中国では嬉しいデザートでもあったりします。こちらのお店の湯圓もとても美味しいんですよ。何でもテレビなどでよく紹介されているとか・・・
チャーター車ご利用中にご希望があればドライバーやガイドにお申し付けください。
担当スタッフおすすめの涼麺のお店をご紹介いたします。
私のおすすめ&お気に入りのお店に行きたいという方はご予約時に「ブログを見ました・・・」とご相談いただくか、当日ドライバーやガイドに日本人スタッフおすすめのお店に行きたいと言ってください。すぐに連携させていただきます!
こういったお食事やちょっとしたお買い物などのご相談を気軽に、臨機応変にしていただけるのも車付き通訳や日本語ガイドならではです。ぜひ有効に活用してください。
北京のビアガーデン
ここ数日、雨がちらついたりとあまりパッとしないお天気の北京ですが、もうすっかり夏になっています。雨が降ったりしているせいか蒸し暑いです。といっても日本の湿度よりは過ごしやすいのですが、夕方になると冷たいビールが飲みたくなるような気温で、社長やスタッフとみんなでビールと食事を楽しみに行ってきました!
北京では夏になると街中のいたるところにビアガーデンが出てきます。それぞれの飲食店が歩道やお店の前にある本来なら駐車スペースであるところにテーブルと椅子を並べて、日本で言うところのビアガーデンのような状態になります。北京の地元の人達は夏になるとこうして外で友達や家族で食事を楽しむのが大好きです。
最近は北京(燕京)ビールの生ビールなども出てきて、お店によっては冷たく冷えた生ビールをジョッキで楽しむこともできるようになってきました。一般的に中国のビールは薄いことが多いのですが、北京の燕京ビールは日本の企業が提携していたこともあって日本人好みの味で、これがなかなか美味しいです。
食事のメニューはお店によって様々ですが、夏の一番人気はこの羊肉串。その名の通り、羊肉を串焼きにしたものです。クミンや唐辛子で香りづけしてあって、辛いまではいかないですがスパイシーでとても美味しいです。元々は北京にもたくさんある新疆料理の1つですが、新疆料理屋さん以外にもたくさんあるほど、北京の人たちには親しまれています。
部位もたくさんある中から選ぶことができます。肉以外にも筋の部分などもあり、食感や味の違いが楽しめます。写真の真ん中の白い串は腱の部分の串焼きです。
特に中国では肉の部分よりも筋や腱、モツなどの内蔵が好まれることが多いです。これが日本よりもずっと下処理が上手なことが多く、臭みも無く美味しいです。ぜひこういったものも試してみてください!
羊肉串以外にも色々な料理もオーダーできます。野菜炒めやピータン、ほうれん草の黒酢あえなど。この日は四川料理の口水鶏も頼みました。
北京料理は歴史上、色々な地域から伝えられた料理がまざっています。一番有名なものは北京ダックに代表される宮廷料理。他には近くのモンゴル地方が発祥の料理や新疆などを発祥とする回族(イスラム教を信仰する漢民族)の料理や元々のこのあたりの小麦を元とする麺や水餃子といった料理など、様々な地域の料理が合わさって北京料理になっています。そのため、こういった北京家庭料理のお店でも回族の料理である羊肉串や四川料理の口水鶏や麻婆豆腐などもメニューに揃っていることが多く、色々な地方の料理が楽しめる北京ならではの光景です。
こういった地元の人達で賑わうお店は慣れていないと入店することも、オーダーすることも難しいことが多いのですが、北京散歩のガイドや日本語通訳(わがままチャーター)などをご利用の際にご希望があればメニュー選びはもちろん、オーダーなどもお手伝いさせていただきます。おすすめのお店をご紹介、お連れすることも可能です。
夏の北京を楽しむお手伝いをさせていただきます!
涮羊肉
日本でもおなじみの「しゃぶしゃぶ」ですが、その起源は北京でお馴染みの涮羊肉(シュワンヤンロウ)というのをご存知でしょうか?日本とは違い羊肉ですが、ヘルシーでとても美味しい北京の名物料理の1つです。
寒い冬はもちろんですが、夏の暑い時期でも北京の人たちは1年中よく食べています。(夏は冷房がしっかり効いていますので全然気にしません。)むしろ夏のほうがよく食べているという人もいるほど。身体に優しく、野菜もたっぷり食べられるお料理なので、夏バテしやすい夏の方が人気なのかもしれません。
実際、北京やその付近では羊肉を良く食べます。日本ではあまり馴染みのない羊肉ですが、一番食べる肉の種類としては最初が豚肉、次が羊肉か牛肉、その次に鶏肉といった感じでしょうか?その位に北京では馴染みのある食材の1つです。
羊肉は臭みがあるので苦手という方も多いと思います。しかし、日本の羊肉とは全く違い、本当に臭みのない羊肉がとても多いのも北京の特徴です。内モンゴルで育てられた羊がそのまま流通しているので新鮮だからでしょうか?また消費量が多いということもあるのだと思います。私自身も北京の羊肉の美味しさ、臭みの無さに驚いた1人です。今では北京以外では羊肉は食べなくなってきたほどです。(笑
多くのお店は冷凍の羊肉を使いますが、中には生のラム肉しか使わないというこだわりのお店もあります。冷凍の羊肉の場合は凍ったままスライスするので薄いお肉ですが、生の羊肉の場合は手切りといって包丁で1枚1枚スライスするため厚みがあります。
涮羊肉も他の名物料理と同様に地元の人のこだわりが強い料理で、お気に入りのお店は人によっても違いますが、ここは美味しいよね!というお店は結構絞られています。同じく、ここは行かないよねというお店も・・・(^^;
地元の人で意見が殆ど一致するというのは、ガイドブックには必ずと言って良いほどに紹介されている老舗。(名前は伏せておきます・・・)ここは地元の人は殆どというか、自分からは行くことはありません。歴史のあるお店ではありますが、観光客向けになってしまっていることもあり、サービスも酷いですし・・・正直、美味しくないです。北京で美味しい涮羊肉をと希望されている方はご注意ください。(^^;
美味しいお店はタレにもこだわります。基本は胡麻ダレですが、胡麻をベースにお店によって味付けがかなり異なります。自分で調味料を組み合わせて作るお店もあれば、お店のオリジナルというお店も。私のお気に入りのお店ではオーダーしてから辣油を作ってくれます。火傷するほど熱々で出てきます。辛さはそれほどでもないのですが、本当に唐辛子の香りが良く、必ず一緒にオーダーしてタレに混ぜています。
鍋底(ベース)も普通のしゃぶしゃぶと同じような味付けの殆どされていないものもあれば、辛い四川風のものなども。お店によっては四川火鍋のように鍋を半分に区切って両方楽しめるお店もあります。
しゃぶしゃぶといっても本当にバリエーションが豊かです。
もちろんこだわりのお店では部位も選んで羊肉をオーダーすることもできます。脂身の多い場所から少ない場所まで色々あります。また、モツもよく一緒に食べる食材です。羊や牛のモツも北京では伝統的な食材の1つで、下処理がしっかりされているので、こちらも臭みは殆どありません。私自身は日本のモツの方が匂いがあって苦手だったりする程ですので、本当に調理法がしっかりしているのだと思います。聞けば清代のころから庶民の食材としてモツを扱うようになっているのだとか。歴史を感じますね。
北京の人たちの鍋の食べ方は日本とは少し違います。日本の鍋の場合は肉も野菜もまんべんなく鍋に入れていきますが、北京では最初はとにかくお肉を入れて食べます。こうすることでお肉の出汁が鍋に良く出るんですね。また、不思議なことに長く鍋の中に入れていても固くならないせいか、肉や野菜などの具材を入れる際は全員分、一度に入れます。みんなの分も入れて一緒に食べるということ。鍋を囲んでいて、「次は何入れる?」なんて話しながら、一皿分一気に入れるなんてことは良くある光景です。これは北京に限らず中国でも多くの地域で行われている鍋のマナーのようなものですが、実際に食べる際には気にせず好きに食べても全然大丈夫です。(^^
涮羊肉の時の主食は最後に麺かこうした焼餅と呼ばれる焼きパンです。私は焼餅派なのですが、これもお店によって様々。中に胡麻ペーストやアニスのようなスパイスが練りこまれているものや、シンプルなもの、焼いた後にさっくりと揚げてあるものなど、これもお店によって違います。
おすすめの美味しいお店に行きたい!という方はご予約時にご相談ください。地元の人に人気のあるお店は観光地から少し離れていたり(それほどの距離ではないところが殆どですが)、近くに駅がなかったりして少し交通の便がよくなかったりすることが多いので、ご訪問地を決める際に効率よくまわることができるようにお勧めのお店をご紹介いたします。また、空港送迎以外、4時間以上のチャーター車をご利用の方には無料でご予約代行もいたします。もちろん、ご利用時にドライバーやガイドにご相談いただいても大丈夫です。涮羊肉に限らずお勧めのお店にお連れいたします!
北京散歩の車付き通訳 (わがままチャーター)
ガイド+専用車
北京散歩のサポート付きチャーター車
炸醤麺
北京の名物料理と言えば、北京ダックと並んで有名なのが炸醬麵(ジャージャー麺)です。このジャージャー麺、北京の人は本当に良く食べます。街中の食堂やレストランでも食べますし、家で作って食べたりもします。友達や家族で集まる時などは、生地から作り、お昼は麺を打ってジャージャー麺を作ってみんなで食べて、夕方に残りの生地で水餃子をみんなで作ってホームパーティーなんてこともあります。上の写真はそんな一般家庭の自家製ジャージャー麺です。
このジャージャー麺、日本のものとは全く違うということは、あまり知らない方が多いようです。
日本では甘味のある肉味噌が使われているジャージャー麺ですが、本場北京のジャージャー麺に甘味は一切ありません。また麺も日本のような中華麺は使いません。うどんのような太い麺を使います。コシが強くて讃岐うどんのような感じの麺です。中華麺はどちらかというと蘭州の方の麺になるので、北京をはじめとした殆どの地域では小麦から作られた鹹水(かん水)を使用しない、うどんのような麺を常食しています。(写真はジャージャー麺を作る弊社代表の劉恒江です。)
好みにもよりますが、甘味の無い本場のジャージャー麺は本当に美味しいと思います。甘味の無い分、さっぱりと、いくらでも食べれてしまうような美味しさがあります。また、日本の蕎麦湯のように麺の茹で汁を飲む習慣もありますが、そのまま飲んでも良し、残った肉味噌を溶かしながら飲んでも良しで最後まで美味しくいただけます。甘味がないので飽きないんです。
北京の人に親しまれているジャージャー麺、街中にもたくさんのお店があります。専門店も多くあります。
昔から親しまれている料理であるだけに、清代の衣装を着た店員さんが接客してくれるところもあったり、お店の入口で北京の伝統工芸品を展示販売しているお店もあったりと様々です。そういった観光で訪れる人が楽しむようなお店であっても、料理が美味しいお店は地元の人たちの利用も多く、夜は白酒と家庭料理を食べながら居酒屋のように家族や友人たちと楽しむ人たちもたくさんいます。
もう1つ、北京で親しまれているのが刀削麺です。刀削麺自体は山西省発祥で、本場のものは日本で良くあるようなスープを使ったものではなく、どちらかというと釜茹でした麺にトマトソースをかけたものや、肉や野菜の餡をかけたものが主流です。この刀削麺も北京の人は大好きで、本場、山西省の刀削麺を提供するレストランもありますが、北京風にアレンジされたお店も多くあります。そちらについては改めてご紹介したいと思いますが、刀削麺を使ったジャージャー麺も北京では人気です。これもとても美味しいです。
これは弊社スタッフにも人気の高い刀削麺レストランのジャージャー麺です。このお店も麺はもちろん、他の家庭料理も美味しいので毎週のように利用しているお店です。チャーター車ご利用の方で美味しい刀削麺をリクエスト、行ったことのある方も多いのではないでしょうか?
ジャージャー麺以外にも北京ならではの麺があります。これもその1つです。
基本的にスープがない麺で、このように野菜や肉などの餡をかけて、良く混ぜていただきます。写真は野菜と肉と卵の餡です。このお店は観光の方はあまり来ることのない、地元の人に人気の麺のお店ですが、麺料理なら北京では一番美味しいと言って良いほどに麺の美味しいお店です。讃岐うどんよりもコシを強くしたような麺で味わいがあります。上に乗せる餡もジャージャー麺はもちろん、10種類位から選べます。他にも北京の家庭料理なども揃っていて、どれもとても美味しく、お値段もお手頃、お店も綺麗なので人気があります。私が北京へ行く際には(ほぼ毎月ですが・・・)必ずと言って良いほどに行きます。スタッフもかなりの頻度で利用しているようです。
北京へいらっしゃった時にはぜひ美味しいジャージャー麺を楽しんでください。
チャーター車をご利用中にお申し出いただければ、おすすめのお店にご案内いたします。特に弊社代表をはじめ、スタッフの中には麺マニアが多いので、北京市内を食べつくした上で美味しいと自信を持ってお勧めできるお店にお連れいたします。
また、ご自宅でもジャージャー麺を作ってみたいという方はスーパーなどに材料がありますので、スタッフにご相談ください。ジャージャー麺に使用する味噌(醤)は日本では滅多に売っていないようです。(私は見たことがありません・・・)また、味の要ともなる味噌なので、どの家庭にもこだわりがあります。お勧めのメーカーやレシピもぜひ聞いてみてください。男性スタッフも料理をしますので、お教えできます。私も代表の劉から教わりましたが、味噌(醤)さえあれば日本でも再現可能です。(^^
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北京の水餃子
日本人も大好きな餃子ですが、もちろん中国が本場です。
中国各地で見られる料理ですが、中でも北京や東北地方では主食として水餃子を日常的に食べています。先日の春節(中国のお正月)でも水餃子は欠かせない大事な料理の1つです。縁起の良い食べ物として、家族・親戚全員で皮から餃子を作っていただきます。
春節以外でも家族や親戚が集まる週末などにも作ることも。上の写真は手だけですが、代表の劉恒江が自ら水餃子を作っているところです。代表の作る水餃子、なかなか美味しいです。(^^
私自身、水餃子も含めて餃子が大好きです。中国各地で水餃子を食べていますが、北京の水餃子はその中でもかなり、いや、一番美味しいといっても良いほどなんです。
そんな水餃子ですが、実にたくさんの種類があります。日本人になじみのあるニラ、海老、豚肉の三鮮や白菜と豚肉などの定番の餡から羊肉と香菜といった餡、中にはトマトと卵だけといった肉なしの餡もあれば、春雨やインゲン、豚肉などたくさんの具が入った五宝(お店などによって呼び方が変わります。五福などとも呼ばれる場合もあります)といった餡もあります。
特に北京ならではのおすすめは茴香(ういきょう)です。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、実はスパイスの1つであるフェンネルシードの葉の部分です。この茴香を使った水餃子は上海などの南や四川などの西の方では見られない、北京やその周辺、東北地方独特の餡です。この茴香と卵だけという餡もあれば豚肉などの肉と合わせたものもあります。独特の爽やかな香りがとても癖になる、美味しい水餃子です。ちなみに水餃子だけでなく、包子(中華まん)の餡にも使われることも多いです。早朝、街角の朝食屋さんに並んでいることも良くあります。
市内、郊外を問わず、北京にはたくさんの水餃子を提供するレストランや食堂があります。専門店であれば色々な餡が選べるのも楽しいところです。お店によって味付けも皮の柔らかさや食感も様々。餡がとても大きい餃子もあれば、適度なバランスの餃子もあったりと、迷ってしまうほどです。
そんな庶民のローカルフードの代表とも言える水餃子ですが、北京っ子のこだわりもとても強いです。ここのお店は皮が美味しいとか、餡と皮のバランスが良いとか、餡の味付けが絶妙だとか・・・私自身も北京に通い始めたころは、そんな細かい違いはちっとも分からなかったのですが(笑)、地元のみなさんにおすすめのお店へ連れて行ってもらうにつれ、何となくその違いが分かるようになってきました。10人いれば10人それぞれにお気に入りのお店があるような水餃子ですが、細かい部分は違うものの、不思議なことにそういったお店は外さずにとても美味しいです。逆に、自分で良さそうと思って入ったお店では満足できなかったり、インターネットやガイドブックなどで評判のお店にわざわざ行ってみても高いだけであまり美味しくなかったり・・・こういったお店は外国人慣れはしてくれているのですけど。
意外となかなかお店選びが難しいのが水餃子です。(^^;
北京で美味しい水餃子が食べたいという場合はお気軽にドライバーやガイドにお伝えください。地元北京の美味しいお店について全員熟知しています。普段の行きつけのお店から観光地に近い場所にある美味しいお店など、その時の状況に合わせてご提案させていただきます。もちろん万里の長城や頤和園を見学した後に食べたいといったご要望から、空港からホテルへ向かう途中で美味しい水餃子を食べていきたいといったご要望も、帰国前に空港へ向かう途中にということも対応できます。中には毎日と言ってよいほど、いろいろなお店の水餃子を食べ歩いているスタッフもいます。(笑
せっかくの北京、ぜひ一番おいしい水餃子を楽んでいただければと思います!
(車付き通訳)空港送迎+市内半日
(サポート付きチャーター車)空港送迎+市内半日
(ガイド+専用車)空港送迎+市内半日~近郊1日
餃子の専門店はいろいろな餡が選べるという楽しさがありますが、水餃子自体が本当に美味しいのはお店ではなく、一般の家庭でつくる水餃子です。やはり家庭料理、家庭のお母さんが作る味にはかないません。どんなに評判の良いお店のものも、家庭のお母さんが作った水餃子の美味しさには勝てないんですね。これ、本当に不思議です。
とはいえ、北京の一般家庭で餃子を楽しめるなんて機会は普通ありませんよね。(^^;
北京散歩では餃子作り体験としてですが、一般家庭のお母さんと一緒に餃子を作ることのできるオプションもご用意しております。
北京の一般家庭、ごく普通のご家庭で餃子作りを体験していただけます。日本語通訳がつきますので言葉が分からなくても安心してご参加いただけます。
作り方はもちろん、庶民の暮らしについてのご質問なども、餃子を作りながら楽しんでいただければと思います。
実際、このオプションは餃子作りを体験していただくものなのですが・・・本当に水餃子が美味しいです。(笑
全員で作った後は野菜料理などの家庭料理と一緒に食事していただけるのですが、これだけでもとても大満足できるほどに美味しいです。(もちろん餃子作りは体験してください・・・)時間とタイミングが合えばぜひ!という位におすすめのオプションです。
とはいえ、一般家庭を訪問してのオプションとなりますので1日にお受けできるご予約に限りがあります。また、受け入れ家庭の都合を優先させていただいておりますので、場合によってはご希望の日時でご予約をお受けすることが難しいこともございます。ご希望の場合はなるべくお早めにご予約ください。
ブログはじめます / 北京ダックいろいろ
新しく日本窓口、事務を担当することになった幸です。
北京散歩のサイトをリニューアルしました。といってもまだ色々と手を加えていたりと未完成なのですが、こつこつと自分たちで作っています。
どうぞ時々覗きに来ていただければ嬉しいです。(^^
リニューアルに伴ってブログも始めることにしました。
元々は北京散歩の利用者の1人、お客さまだったのですが、ずいぶんと長いお付き合いになり、気が付けば代表とは家族ぐるみのお付き合いに。(^^; 縁あって今はスタッフに就任いたしました。今ではなんだかんだと毎月のように北京を往復するような状態になっていますが、昔も今も変わらないのは、北京って楽しいということ。
なぜだか中国が大好きで、初めて訪れた27年前から今まで中国各地をまわりましたが(もちろん中国以外のヨーロッパやアジア各国なども行っていますけど)、一番安心して楽しく、そして美味しく過ごせるのは、やっぱり北京です。
そんな北京の楽しさを少しでもご紹介できたらと思います。
不定期ではありますが、北京の情報をご紹介していきます。
(食べ物好きなので食べ物ネタが多くなります。たぶん・・・)
写真は先月、2015年12月の金山嶺長城です。
明代のままの長城が残る本当に美しい長城で、北京周辺の長城の中では一番美しい長城ではないかと思います。
どうぞよろしくお願いします。
まずは北京といえば北京ダック。
中国語では北京烤鸭(北京烤鴨)。街を歩いているとこの漢字が書かれているレストランを結構みかけます。北京の街中にはたくさんの北京ダックを提供するレストランがあります。
日本では「北京ダックって皮しか食べない」なんて誤った情報が流れていたりしますが、この北京で本当に皮だけしか提供しないレストランがあったら、おそらく暴動が起こるかすぐ潰れるんじゃないかと思う位に間違っています。実際、皮よりも肉の方が多い位ですから。(^^;
ただし、広東省あたりの南方で北京ダックを注文すると皮だけで出てきます。ですので、本当は広東ダックではないのかと思うのですが、日本へ伝わっている中華料理はほとんどが広東系のものですので、そんなこともあって日本では「北京ダックって皮しか食べない」となったのかもしれませんね。
肉もしっかり食べますよという北京ダックですが、皮のパリパリ具合が重要なのは北京も同じです。
この皮の部分、焼き方によって味わいや食感が違うのをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
北京ダックの焼き方には大きく分けて明暗爐(メイアンルー)と闇爐(アンルー)の2種類に分かれます。
実際に焼いている窯を見ることができるレストランに行くと分かるのですが、北京ダックを焼く窯というのは結構も大きくて、中には人が入れそうなほどの大きさのものもあります。(私は密かにウォークイン北京ダック窯と呼んでいます)その窯の中に水飴をかけたりして下準備をしたダックを吊るして焼き上げます。
この窯、お店によって扉が付いていたり、無かったりします。扉の無い窯で焼き上げる方法が明暗爐、扉が付いている窯を使った焼き方を闇爐と言います。どちらも皮はパリパリですが、パリパリ具合が違うんです。それと肉の美味しさも違います。
現在の北京では扉の無いタイプの明暗爐が多いようです。有名な全聚徳烤鴨店や日本人に人気の大董烤鴨店などはこのタイプです。この焼き方は清代に生まれたもので比較的新しい焼き方とされています。
一方の闇爐タイプは便宜坊烤鴨店が有名です。実はこの便宜坊烤鴨店、北京で最も歴史のある北京ダック屋さんで、当時は宮廷でしか食べられなかった北京ダックを初めて市民に紹介したお店なんだそうです。
全聚徳烤鴨店も大董烤鴨店、便宜坊烤鴨店も北京市内にはたくさんの支店がありますが、みんなそれぞれ味が違います。とても美味しいお店もあれば、あれ?というお店も・・・
北京に行き始めた最初の頃は、日本の北京ダックと比べてしまい、どこで食べても美味しいというように思っていたのですが、違いが分かってくると、もうこのお店には来ないな・・・という場合もあったり、逆に便宜坊はこのお店が一番美味しいと思うことも。
もちろん好みにもよりますが、北京っ子に聞くと「観光客が押し寄せるお店は美味しくないことが多いし、避けたほうが良い」とのこと。確かにもうこのお店には来ないなと思うお店は観光客の多い、アクセスしやすい立地にあるお店であることが多いです。逆に私自身がここは美味しいと思うお店は地元の人以外は見かけない、ちょっとアクセスしにくい立地にあったりします。
明暗爐式でも闇爐でも、そんな地元の人が知る美味しいお店に行きたいという場合は、ぜひ北京散歩のスタッフにお尋ねください。ご希望の行き先やルートにあわせて、地元の人だけが知る美味しいお店をご提案させていただきます。中にはガイドブックなどには掲載されていないので有名ではないですが、家庭料理や四川料理と一緒に本場の北京ダックが楽しめるお店などもあります。
車付き通訳やガイド、通訳をご利用の際にはぜひオーダーもご相談ください。北京ダックだけでなく、北京で北京ダックを食べるならこれも一緒にオーダーした方がおすすめというメニューなども色々とご相談していただけます。
せっかくの北京、ぜひ有効に使っていただき、本当に美味しい北京ダックを楽しんでいただければと思います。(^^
車付き通訳、サポート付きチャーター車などをご利用の場合はご希望のレストランへの予約代行をサービスさせていただきます。ご予約時にご相談、お申し付けください。もちろん、ご利用中にドライバーへお申し付けいただければ、その場でご予約をすることも可能です。