夏の涼麺
日本ほど湿度はないとはいえ、北京も夏本番です。
既に夏休み期間となり、日本からも中国国内にお住まいの方からもたくさんのご利用、ご予約をいただいています。ありがとうございます。
日本のお盆期間などは既にご予約で埋まりつつありますので、ご予約はぜひお早めにお願いいたします。
北京では暑くて食欲がわかないという時によく涼麺を食べます。
涼麺といっても地方によって様々。涼麺という料理の定義はかなりゆるくて、日本のざる蕎麦なども涼麺に分類されています。涼粉と呼ばれる緑豆(身体の熱を取ってくれると言われます)から作られるツルツルとした麺状の食べ物もありますが、今回は北京で良く親しまれている涼麺をご紹介します。
上の写真が一番スタンダードな涼麺です。日本で言うところの冷やし中華がこの涼麺が元になったのではないかと思いますが、中国では至ってシンプルな感じです。冷やし中華と大きく違うのは麺を風で冷やすというところ。日本では冷たく冷やしますが、中国では風で扇いで粗熱を取るという程度にしか冷やしません。これは冷たいものを摂取すると身体を壊すという中医の考え方もあるのでしょうね。意外とこの涼麺程度の冷え方が実際に食べてみると身体に優しく、食後も体調が良いんです。
お店やメニューによって涼麺も様々です。
こちらはちょっと豪華な鶏肉付きの涼麺です。他にも野菜がもっとたくさんついているお店もあったりしますが、基本はこんな感じのシンプルな麺です。
タレは基本的にピーナッツ系のタレかお店によっては胡麻系、ブレンドされているお店などもあります。酢と調味料を入れてバランス良く仕上げてあります。北京あたりの酢は日本や他の地域に比べて優しい酸味が特徴的です。酸っぱいのは苦手という方でも美味しく食べてしまうような優しい味わいのものが多いです。とても美味しいですよ。
ぜひ夏の北京にお越しの際は涼麺も味わってみてください。おすすめです。
この涼麺が人気で、私自身も大好きなお店には宫保鶏丁もあります。実は宫保鶏丁の方が有名なお店であったりします。
宫保鶏丁は四川料理発祥の北京料理で、涼麺にもとても良く合います。特にこのお店のものは美味しく、有名なのも分かります。いつも地元の人で満席かそれに近い状態で、場合によっては予約が必要なこともあります。
殆どの人がオーダーするのがこの宫保鶏丁と涼麺なのも、北京の人たちに愛されている料理というのが良く分かります。
どのお店にもあるという訳ではありませんが、このお店のもう1つの名物は湯圓です。
お正月の最後、元宵節に食べるものとして以前にもご紹介しましたが、このお店ではいつも食べることができます。意外とデザート的なものが少ない中国では嬉しいデザートでもあったりします。こちらのお店の湯圓もとても美味しいんですよ。何でもテレビなどでよく紹介されているとか・・・
チャーター車ご利用中にご希望があればドライバーやガイドにお申し付けください。
担当スタッフおすすめの涼麺のお店をご紹介いたします。
私のおすすめ&お気に入りのお店に行きたいという方はご予約時に「ブログを見ました・・・」とご相談いただくか、当日ドライバーやガイドに日本人スタッフおすすめのお店に行きたいと言ってください。すぐに連携させていただきます!
こういったお食事やちょっとしたお買い物などのご相談を気軽に、臨機応変にしていただけるのも車付き通訳や日本語ガイドならではです。ぜひ有効に活用してください。