頤和園

2016-04-06

頤和園

北京でも万里の長城、故宮につづいて人気の高い観光地、頤和園です。
この写真は1週間ほど前に代表の劉がお客様に同行した際に撮影してきました。とても天気の良い日で春らしい美しい頤和園が楽しめたようです。

頤和園というと清朝末期の西太后が隠居後の住処とするために整備したことで有名ですが、実はかなり歴史の古い場所でもあります。かつては清漪園と呼ばれ、清の乾隆帝が整備を命じて作らせたのが1750年(乾隆15年)、それ以前にも1153年(貞元元年)に金朝の海陵王が金山行宮を設置するなど、歴代王朝によってこの場所が利用されてきました。

頤和園

面積は約290万平方メートルもあり、大きな人口の湖、昆明湖と万寿山、また多くの宮廷建築や楼閣があります。
あまりの広さに全部しっかり見て回ろうと思うと、軽く1日は必要になってきます。殆どの方は昆明湖から万寿山へのコースを選ばれますが、時間が許せば園内で船に乗ることも可能です。また、北京動物園から遊覧船で頤和園へ向かうこともできます。(約1時間程度)

頤和園

あまりの広さに迷子なることも。(私がなりました・・・)
園内には意外と地図がなく、地図があってもかなりデフォルメしたものだったりして分かりにくいこともあります。順路をそのまま辿っていけば大概は問題ないのですが、迷って外れてしまうと結構大変かもしれません。これは故宮などでもそうですが、時間に余裕が無い場合などはガイドのご利用もお勧めです。
また、時期は日にちによっては大変混み合います。ちょっと他に目を向けていた隙にはぐれてしまうなんてことも良くあります。そんな時のためにも事前にはぐれた時の待ち合わせ場所を決めておくのもおすすめです。
もちろん困った時などは遠慮なくご利用時にお伝えするドライバーの携帯電話までご連絡ください。

頤和園

景色が雄大で美しいのはもちろんですが、建造物の美しさも頤和園は素晴らしいです。
遠くから眺めていても美しいのですが、近くで改めて見てみると、細部まで非常に細かく計算されて作られているのが分かります。これが清朝の頃からあるというのは本当に驚きです。
日本で見ると派手に見えるような色使いの仏教美術も大陸の空の光の下で見ると、またその印象が変わります。太陽の光が違うのでしょうか?周囲に溶け込んで、それほど派手には感じません。むしろ日本には無い色彩感覚で、とても魅力的です。

頤和園

また、頤和園に限らずですが、北京にもたくさんの野鳥がいます。
日本でもお馴染みの雀はもちろん、あまり見ることの出来ないカササギなども北京にはたくさんいます。(日本では九州の一部でしか生息していないそうです)また、オナガなども良くみかけます。意外と人の近くまで寄ってくるので、野鳥観察などもとても楽しいですよ。
他にも運が良ければリスなども見られるかもしれません。

頤和園

先週は春を実感させるような花が頤和園にも沢山咲いていたそうです。この写真は先週の頤和園ですが、今はもっとたくさん咲いているそうです。これから北京もどんどん暖かく、過ごしやすくなってきます。

GWのご予約などもそろそろいただくようになってきました。
ありがとうございます。
日本語ドライバーやガイドはお手配が可能な車両台数に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

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