炸醤麺

2016-03-15

一般家庭の自家製ジャージャー麺

北京の名物料理と言えば、北京ダックと並んで有名なのが炸醬麵(ジャージャー麺)です。このジャージャー麺、北京の人は本当に良く食べます。街中の食堂やレストランでも食べますし、家で作って食べたりもします。友達や家族で集まる時などは、生地から作り、お昼は麺を打ってジャージャー麺を作ってみんなで食べて、夕方に残りの生地で水餃子をみんなで作ってホームパーティーなんてこともあります。上の写真はそんな一般家庭の自家製ジャージャー麺です。

一般家庭の自家製ジャージャー麺

このジャージャー麺、日本のものとは全く違うということは、あまり知らない方が多いようです。
日本では甘味のある肉味噌が使われているジャージャー麺ですが、本場北京のジャージャー麺に甘味は一切ありません。また麺も日本のような中華麺は使いません。うどんのような太い麺を使います。コシが強くて讃岐うどんのような感じの麺です。中華麺はどちらかというと蘭州の方の麺になるので、北京をはじめとした殆どの地域では小麦から作られた鹹水(かん水)を使用しない、うどんのような麺を常食しています。(写真はジャージャー麺を作る弊社代表の劉恒江です。)

一般家庭の自家製ジャージャー麺

好みにもよりますが、甘味の無い本場のジャージャー麺は本当に美味しいと思います。甘味の無い分、さっぱりと、いくらでも食べれてしまうような美味しさがあります。また、日本の蕎麦湯のように麺の茹で汁を飲む習慣もありますが、そのまま飲んでも良し、残った肉味噌を溶かしながら飲んでも良しで最後まで美味しくいただけます。甘味がないので飽きないんです。

ジャージャー麺専門店

北京の人に親しまれているジャージャー麺、街中にもたくさんのお店があります。専門店も多くあります。
昔から親しまれている料理であるだけに、清代の衣装を着た店員さんが接客してくれるところもあったり、お店の入口で北京の伝統工芸品を展示販売しているお店もあったりと様々です。そういった観光で訪れる人が楽しむようなお店であっても、料理が美味しいお店は地元の人たちの利用も多く、夜は白酒と家庭料理を食べながら居酒屋のように家族や友人たちと楽しむ人たちもたくさんいます。

刀削麺タイプのジャージャー麺

もう1つ、北京で親しまれているのが刀削麺です。刀削麺自体は山西省発祥で、本場のものは日本で良くあるようなスープを使ったものではなく、どちらかというと釜茹でした麺にトマトソースをかけたものや、肉や野菜の餡をかけたものが主流です。この刀削麺も北京の人は大好きで、本場、山西省の刀削麺を提供するレストランもありますが、北京風にアレンジされたお店も多くあります。そちらについては改めてご紹介したいと思いますが、刀削麺を使ったジャージャー麺も北京では人気です。これもとても美味しいです。
これは弊社スタッフにも人気の高い刀削麺レストランのジャージャー麺です。このお店も麺はもちろん、他の家庭料理も美味しいので毎週のように利用しているお店です。チャーター車ご利用の方で美味しい刀削麺をリクエスト、行ったことのある方も多いのではないでしょうか?

北京の麺

ジャージャー麺以外にも北京ならではの麺があります。これもその1つです。
基本的にスープがない麺で、このように野菜や肉などの餡をかけて、良く混ぜていただきます。写真は野菜と肉と卵の餡です。このお店は観光の方はあまり来ることのない、地元の人に人気の麺のお店ですが、麺料理なら北京では一番美味しいと言って良いほどに麺の美味しいお店です。讃岐うどんよりもコシを強くしたような麺で味わいがあります。上に乗せる餡もジャージャー麺はもちろん、10種類位から選べます。他にも北京の家庭料理なども揃っていて、どれもとても美味しく、お値段もお手頃、お店も綺麗なので人気があります。私が北京へ行く際には(ほぼ毎月ですが・・・)必ずと言って良いほどに行きます。スタッフもかなりの頻度で利用しているようです。

北京へいらっしゃった時にはぜひ美味しいジャージャー麺を楽しんでください。
チャーター車をご利用中にお申し出いただければ、おすすめのお店にご案内いたします。特に弊社代表をはじめ、スタッフの中には麺マニアが多いので、北京市内を食べつくした上で美味しいと自信を持ってお勧めできるお店にお連れいたします。

また、ご自宅でもジャージャー麺を作ってみたいという方はスーパーなどに材料がありますので、スタッフにご相談ください。ジャージャー麺に使用する味噌(醤)は日本では滅多に売っていないようです。(私は見たことがありません・・・)また、味の要ともなる味噌なので、どの家庭にもこだわりがあります。お勧めのメーカーやレシピもぜひ聞いてみてください。男性スタッフも料理をしますので、お教えできます。私も代表の劉から教わりましたが、味噌(醤)さえあれば日本でも再現可能です。(^^

北京散歩の車付き通訳 (わがままチャーター)
北京散歩のサポート付きチャーター車