故宮
北京に来たら必ず行きたいスポットは万里の長城とこちらの故宮ではないでしょうか?
元の時代から清朝末期まで宮殿として知られる故宮・紫禁城は世界遺産にも指定されています。日本にはないそのスケールの大きさ、長い歴史を感じさせる建築の美しさは、いつ訪れても心惹かれるものがあります。
中国の観光施設は日本人には驚くくらいに広いことが多いのですが、故宮も例外なく大きいです。そして、その広さ全てが美しく豪華。扉や柱の飾りでさえも1つ1つが精巧に作られていて、清代の栄光を感じさせます。本当に綺麗です。
ラストエンペラーなど数々の映画で紹介された世界そのままで、ラストエンペラーを観てはまった私などは「ここで愛新覚羅溥儀がテニスをしていた場所だ!」なんて感動しながら観ています。(笑
何度訪れても飽きないというのが故宮で、私自身も数え切れないほど行っています。それほど美しく広いです。全部じっくり楽しむ場合は丸一日かかるかもしれません。
また季節ごとの顔が変わるのもまた魅力です。皇帝のために作られた庭園はその季節によって雰囲気が変わります。
その美しさについては、ここでご紹介するよりも、ぜひ実際に行って観て体験してください。
今回は故宮観光についてちょっと注意点などをご紹介したいと思います。
故宮観光には時間に余裕を持って行動されることをおすすめいたします。これは実際に訪れたことのある方は分かるのですが、故宮をはじめ中国の観光施設というのは本当に広く、日本人にはなかなか想像できないスケールのことが多いです。故宮も然り。とても広いです。入場までの距離も相当あります。
というのも、故宮に入るためには天安門側からしか入場ができません。これが実際に行ってみると結構な距離があります。しかも近年は警備強化の関係上、保安、手荷物検査が行われるようになりました。ここでも時間がかかりますし、混雑している日などは、まず保安検査で大行列になります。チャーター車サービスをご利用の場合は最初の入り口、保安検査場に一番近い場所で降車いただけますが、地下鉄など利用される場合はそこまでの距離もそれなりにあります。
保安検査を無事に抜けても(結構厳しいです。飛行機と同じくらいですかね・・・)まだ歩きます。(^^;
入場チケットを販売しているのはその先の午門になります。ここまでも意外と距離があるんですね。途中、壮大な故宮の建物しかないので、それほど距離がないように思うのですが、実は結構あります。
日によっては入場チケットの購入でも大行列になります。
現在は施設保護の意味もあり、1日の入場者数を制限しています。夏休みや冬休み、中国の休日などは開園1時間で売り切れてしまったり、当日券の発売が行われないこともあります。
ここまで歩いて、保安検査も抜けてきたのに入場できないって結構悲しいですよね・・・(^^;
事前に入場予約をするのが確実です。または朝一番に入場する方がいいですね。(特別な休日は難しいかもしれません。)
この入場予約システムは中国語のみという上に予約時に全額支払いを行わなくてはいけないなど、旅行者にはとてもハードルの高いシステムです。外国人が利用することは全く想定していないようなシステムになっているんですね・・・
北京散歩では今までもチャーター車サービスなどをご利用のお客さまのみに行っていた予約代行サービスを、このたび改めて多くのみなさまにもご利用いただけるようにいたしましたのでご相談ください。(チャーター車サービスをご利用のお客さまは今まで通り、手数料無料で承ります。)
それと最後に故宮観光の落とし穴として・・・帰りの足を確保するのが少しハードルが高いことでしょうか?(^^;
景山公園側に抜けるように出口がありますが、目の前の道は駐停車禁止になっているため、タクシーを拾うことはまずできません。(交通違反になります。)あるのはバス停のみになりますので、バスに乗る場合は問題ありません。でも、バスって中国に限らず、外国人が利用するのはハードルが高いですよね・・・
ちなみに地下鉄駅も近くにはないので、自力で帰る場合はほぼタクシー利用になると思います。これがちょっと歩かないといけない上に(故宮が広いので散々歩いて疲れているところで歩かされます・・・)、このあたりは混んでいるのでなかなか捕まらないとかあります。日本ではタクシーは乗車拒否してはいけませんが、中国では乗車前に行き先を告げてOKなら乗車できるというヨーロッパなどに近いスタイルになっています。なので、結構捕まえられない時には本当に捕まりません。
北京散歩のチャーター車サービスをご利用の場合はご安心ください。
出口に一番近い駐車場でお客さまをお待ちしておりますので、時間も体力も無駄にすること無く移動できます。
北京散歩のブログですので、どうしても弊社の宣伝になってしまうのですが(笑)、利用時間の節約などで故宮は自分たちで行きますというお客さまが帰りの足に困って大変な思いをしましたとお伺いすることが多いです。私たちも、当日担当させていただくドライバーもお客さまのご希望が一番なので、ご自身で故宮観光をされたいというご希望があればそれを尊重させていただくのですが、翌日に大変だったお話を伺うことも多いので・・・ご希望を伺った際に故宮の出口はタクシーを捕まえるのとかが難しいですよとお話しても、実際に体験してみないと分からず、売り込みしているように取られてしまうこともあるので難しいんです。(北京散歩は無理に売り込むなどはしないモットーがあります!)
故宮観光では
・時間に余裕を持って
・必要に応じて入場予約をする(チャーター車サービスをご利用のお客さまはご相談ください。)
・帰りの足を調べておく、あるいは確保しておく
のをおすすめいたします。
そしてとにかく歩きますので歩きやすい靴で観光してください。
10月、11月のガイドおよび車付き通訳(日本語ドライバー)のご予約がたいへん混み合っております。ご用意できるガイド、日本語ドライバーの数には限りがございますため、ご希望される場合はお早目のご予約をおすすめいたします。