糖炒栗子
秋から冬にかけて、北京の人たちが大人も子供もみんな、並んででも食べたいというのが糖炒栗子。甘栗です。
日本では天津甘栗という名前で売られているので天津名物と思っている方も多い甘栗ですが、実は北京の名産品ということはご存知でしょうか?万里の長城のあたり、北京郊外にはたくさんの栗畑があります。もちろん日本へ輸出される甘栗も殆どが北京やその周辺の河北省でとれた栗なんです。
春から夏の間はそれほど目立たないのですが、北京市内にはたくさんの甘栗を売るお店があります。お店によって味も剥きやすさもバラバラ。どこで買っても大抵は美味しいのですが、地元の人達が行列しているようなお店は、やっぱり甘さも剥きやすさも違います。焼きたての、剥くのが大変な位に熱い甘栗を売っています。
この写真のお店も北京市内では美味しいことで有名な甘栗屋さんの1つです。撮影した時期が春だったこともあって行列がないですが、もうこの時期は焼きたての甘栗を買う人で行列しています。北京散歩のスタッフ御用達のお店ですが、なんでも北京で美味しい甘栗屋さんのベスト5に入ったとのこと。確かにとても美味しいんです。
先日も焼きたてをしっかり買ってきました。
1斤(500g)の単位で販売しているのはどこも同じです。価格は大体20元前後であることが多いです。日本円でざっと320円。安いですよね!
日本へ輸出される甘栗とは大きさが違って小粒ですが、皮が柔らかくて甘くてとても美味しいです。この甘栗の剥き方も日本で言われているのと違うんです。日本では栗の真ん中、お腹の部分に爪で割れ目を入れて剥きますが、北京では栗の一番上の部分に割れ目を入れて剥きます。北京で売られている甘栗は皮が柔らかいことが多いのと、焼き立てなので特に柔らかいので、この方法じゃないと綺麗に剥きにくいんです。面白いですね。
甘栗屋さんの多くは甘栗以外にもナッツを扱っています。特に中国の人たちが好きなのはひまわりの種やスイカの種、瓜子。これもお店によって美味しさが違います。スーパーなどでも売っていますが、やっぱり専門店のものの方が全然美味しいです。香ばしさが違います。他にもカシューナッツやヘーゼルナッツなども揃っていたりします。どれも日本よりずっと安くて美味しいのも嬉しいです。
市内観光の際にドライバーやガイドにお申し付けいただければ、お店にお連れしてご購入のお手伝いをすることも可能です。お気軽にお申し付けください!
私も日本に帰る時にはたくさん買い込んで帰っています。(笑
もう随分と北京も寒くなってきました。朝晩はマイナスの気温になることも普通になってきています。
今年は連休時や早くも年末年始のご予約やお問い合わせも多くいただいております。日によってはもうお受けするのが難しい日もちらほらと出ている状態で、社長もスタッフも嬉しく、そして驚いております。ありがとうございます!
日本語ドライバー、ガイドはご用意できる数に限りがございますため、お早めのご予約をおすすめいたします。