北京のビアガーデン

2016-07-18

夏の北京

ここ数日、雨がちらついたりとあまりパッとしないお天気の北京ですが、もうすっかり夏になっています。雨が降ったりしているせいか蒸し暑いです。といっても日本の湿度よりは過ごしやすいのですが、夕方になると冷たいビールが飲みたくなるような気温で、社長やスタッフとみんなでビールと食事を楽しみに行ってきました!

北京では夏になると街中のいたるところにビアガーデンが出てきます。それぞれの飲食店が歩道やお店の前にある本来なら駐車スペースであるところにテーブルと椅子を並べて、日本で言うところのビアガーデンのような状態になります。北京の地元の人達は夏になるとこうして外で友達や家族で食事を楽しむのが大好きです。
最近は北京(燕京)ビールの生ビールなども出てきて、お店によっては冷たく冷えた生ビールをジョッキで楽しむこともできるようになってきました。一般的に中国のビールは薄いことが多いのですが、北京の燕京ビールは日本の企業が提携していたこともあって日本人好みの味で、これがなかなか美味しいです。

夏の北京

食事のメニューはお店によって様々ですが、夏の一番人気はこの羊肉串。その名の通り、羊肉を串焼きにしたものです。クミンや唐辛子で香りづけしてあって、辛いまではいかないですがスパイシーでとても美味しいです。元々は北京にもたくさんある新疆料理の1つですが、新疆料理屋さん以外にもたくさんあるほど、北京の人たちには親しまれています。

部位もたくさんある中から選ぶことができます。肉以外にも筋の部分などもあり、食感や味の違いが楽しめます。写真の真ん中の白い串は腱の部分の串焼きです。
特に中国では肉の部分よりも筋や腱、モツなどの内蔵が好まれることが多いです。これが日本よりもずっと下処理が上手なことが多く、臭みも無く美味しいです。ぜひこういったものも試してみてください!

夏の北京

羊肉串以外にも色々な料理もオーダーできます。野菜炒めやピータン、ほうれん草の黒酢あえなど。この日は四川料理の口水鶏も頼みました。
北京料理は歴史上、色々な地域から伝えられた料理がまざっています。一番有名なものは北京ダックに代表される宮廷料理。他には近くのモンゴル地方が発祥の料理や新疆などを発祥とする回族(イスラム教を信仰する漢民族)の料理や元々のこのあたりの小麦を元とする麺や水餃子といった料理など、様々な地域の料理が合わさって北京料理になっています。そのため、こういった北京家庭料理のお店でも回族の料理である羊肉串や四川料理の口水鶏や麻婆豆腐などもメニューに揃っていることが多く、色々な地方の料理が楽しめる北京ならではの光景です。

こういった地元の人達で賑わうお店は慣れていないと入店することも、オーダーすることも難しいことが多いのですが、北京散歩のガイドや日本語通訳(わがままチャーター)などをご利用の際にご希望があればメニュー選びはもちろん、オーダーなどもお手伝いさせていただきます。おすすめのお店をご紹介、お連れすることも可能です。
夏の北京を楽しむお手伝いをさせていただきます!

ガイド+専用車
車付き通訳(わがままチャーター)