ブログはじめます / 北京ダックいろいろ
新しく日本窓口、事務を担当することになった幸です。
北京散歩のサイトをリニューアルしました。といってもまだ色々と手を加えていたりと未完成なのですが、こつこつと自分たちで作っています。
どうぞ時々覗きに来ていただければ嬉しいです。(^^
リニューアルに伴ってブログも始めることにしました。
元々は北京散歩の利用者の1人、お客さまだったのですが、ずいぶんと長いお付き合いになり、気が付けば代表とは家族ぐるみのお付き合いに。(^^; 縁あって今はスタッフに就任いたしました。今ではなんだかんだと毎月のように北京を往復するような状態になっていますが、昔も今も変わらないのは、北京って楽しいということ。
なぜだか中国が大好きで、初めて訪れた27年前から今まで中国各地をまわりましたが(もちろん中国以外のヨーロッパやアジア各国なども行っていますけど)、一番安心して楽しく、そして美味しく過ごせるのは、やっぱり北京です。
そんな北京の楽しさを少しでもご紹介できたらと思います。
不定期ではありますが、北京の情報をご紹介していきます。
(食べ物好きなので食べ物ネタが多くなります。たぶん・・・)
写真は先月、2015年12月の金山嶺長城です。
明代のままの長城が残る本当に美しい長城で、北京周辺の長城の中では一番美しい長城ではないかと思います。
どうぞよろしくお願いします。
まずは北京といえば北京ダック。
中国語では北京烤鸭(北京烤鴨)。街を歩いているとこの漢字が書かれているレストランを結構みかけます。北京の街中にはたくさんの北京ダックを提供するレストランがあります。
日本では「北京ダックって皮しか食べない」なんて誤った情報が流れていたりしますが、この北京で本当に皮だけしか提供しないレストランがあったら、おそらく暴動が起こるかすぐ潰れるんじゃないかと思う位に間違っています。実際、皮よりも肉の方が多い位ですから。(^^;
ただし、広東省あたりの南方で北京ダックを注文すると皮だけで出てきます。ですので、本当は広東ダックではないのかと思うのですが、日本へ伝わっている中華料理はほとんどが広東系のものですので、そんなこともあって日本では「北京ダックって皮しか食べない」となったのかもしれませんね。
肉もしっかり食べますよという北京ダックですが、皮のパリパリ具合が重要なのは北京も同じです。
この皮の部分、焼き方によって味わいや食感が違うのをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
北京ダックの焼き方には大きく分けて明暗爐(メイアンルー)と闇爐(アンルー)の2種類に分かれます。
実際に焼いている窯を見ることができるレストランに行くと分かるのですが、北京ダックを焼く窯というのは結構も大きくて、中には人が入れそうなほどの大きさのものもあります。(私は密かにウォークイン北京ダック窯と呼んでいます)その窯の中に水飴をかけたりして下準備をしたダックを吊るして焼き上げます。
この窯、お店によって扉が付いていたり、無かったりします。扉の無い窯で焼き上げる方法が明暗爐、扉が付いている窯を使った焼き方を闇爐と言います。どちらも皮はパリパリですが、パリパリ具合が違うんです。それと肉の美味しさも違います。
現在の北京では扉の無いタイプの明暗爐が多いようです。有名な全聚徳烤鴨店や日本人に人気の大董烤鴨店などはこのタイプです。この焼き方は清代に生まれたもので比較的新しい焼き方とされています。
一方の闇爐タイプは便宜坊烤鴨店が有名です。実はこの便宜坊烤鴨店、北京で最も歴史のある北京ダック屋さんで、当時は宮廷でしか食べられなかった北京ダックを初めて市民に紹介したお店なんだそうです。
全聚徳烤鴨店も大董烤鴨店、便宜坊烤鴨店も北京市内にはたくさんの支店がありますが、みんなそれぞれ味が違います。とても美味しいお店もあれば、あれ?というお店も・・・
北京に行き始めた最初の頃は、日本の北京ダックと比べてしまい、どこで食べても美味しいというように思っていたのですが、違いが分かってくると、もうこのお店には来ないな・・・という場合もあったり、逆に便宜坊はこのお店が一番美味しいと思うことも。
もちろん好みにもよりますが、北京っ子に聞くと「観光客が押し寄せるお店は美味しくないことが多いし、避けたほうが良い」とのこと。確かにもうこのお店には来ないなと思うお店は観光客の多い、アクセスしやすい立地にあるお店であることが多いです。逆に私自身がここは美味しいと思うお店は地元の人以外は見かけない、ちょっとアクセスしにくい立地にあったりします。
明暗爐式でも闇爐でも、そんな地元の人が知る美味しいお店に行きたいという場合は、ぜひ北京散歩のスタッフにお尋ねください。ご希望の行き先やルートにあわせて、地元の人だけが知る美味しいお店をご提案させていただきます。中にはガイドブックなどには掲載されていないので有名ではないですが、家庭料理や四川料理と一緒に本場の北京ダックが楽しめるお店などもあります。
車付き通訳やガイド、通訳をご利用の際にはぜひオーダーもご相談ください。北京ダックだけでなく、北京で北京ダックを食べるならこれも一緒にオーダーした方がおすすめというメニューなども色々とご相談していただけます。
せっかくの北京、ぜひ有効に使っていただき、本当に美味しい北京ダックを楽しんでいただければと思います。(^^
車付き通訳、サポート付きチャーター車などをご利用の場合はご希望のレストランへの予約代行をサービスさせていただきます。ご予約時にご相談、お申し付けください。もちろん、ご利用中にドライバーへお申し付けいただければ、その場でご予約をすることも可能です。