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頤和園

2016-04-06

頤和園

北京でも万里の長城、故宮につづいて人気の高い観光地、頤和園です。
この写真は1週間ほど前に代表の劉がお客様に同行した際に撮影してきました。とても天気の良い日で春らしい美しい頤和園が楽しめたようです。

頤和園というと清朝末期の西太后が隠居後の住処とするために整備したことで有名ですが、実はかなり歴史の古い場所でもあります。かつては清漪園と呼ばれ、清の乾隆帝が整備を命じて作らせたのが1750年(乾隆15年)、それ以前にも1153年(貞元元年)に金朝の海陵王が金山行宮を設置するなど、歴代王朝によってこの場所が利用されてきました。

頤和園

面積は約290万平方メートルもあり、大きな人口の湖、昆明湖と万寿山、また多くの宮廷建築や楼閣があります。
あまりの広さに全部しっかり見て回ろうと思うと、軽く1日は必要になってきます。殆どの方は昆明湖から万寿山へのコースを選ばれますが、時間が許せば園内で船に乗ることも可能です。また、北京動物園から遊覧船で頤和園へ向かうこともできます。(約1時間程度)

頤和園

あまりの広さに迷子なることも。(私がなりました・・・)
園内には意外と地図がなく、地図があってもかなりデフォルメしたものだったりして分かりにくいこともあります。順路をそのまま辿っていけば大概は問題ないのですが、迷って外れてしまうと結構大変かもしれません。これは故宮などでもそうですが、時間に余裕が無い場合などはガイドのご利用もお勧めです。
また、時期は日にちによっては大変混み合います。ちょっと他に目を向けていた隙にはぐれてしまうなんてことも良くあります。そんな時のためにも事前にはぐれた時の待ち合わせ場所を決めておくのもおすすめです。
もちろん困った時などは遠慮なくご利用時にお伝えするドライバーの携帯電話までご連絡ください。

頤和園

景色が雄大で美しいのはもちろんですが、建造物の美しさも頤和園は素晴らしいです。
遠くから眺めていても美しいのですが、近くで改めて見てみると、細部まで非常に細かく計算されて作られているのが分かります。これが清朝の頃からあるというのは本当に驚きです。
日本で見ると派手に見えるような色使いの仏教美術も大陸の空の光の下で見ると、またその印象が変わります。太陽の光が違うのでしょうか?周囲に溶け込んで、それほど派手には感じません。むしろ日本には無い色彩感覚で、とても魅力的です。

頤和園

また、頤和園に限らずですが、北京にもたくさんの野鳥がいます。
日本でもお馴染みの雀はもちろん、あまり見ることの出来ないカササギなども北京にはたくさんいます。(日本では九州の一部でしか生息していないそうです)また、オナガなども良くみかけます。意外と人の近くまで寄ってくるので、野鳥観察などもとても楽しいですよ。
他にも運が良ければリスなども見られるかもしれません。

頤和園

先週は春を実感させるような花が頤和園にも沢山咲いていたそうです。この写真は先週の頤和園ですが、今はもっとたくさん咲いているそうです。これから北京もどんどん暖かく、過ごしやすくなってきます。

GWのご予約などもそろそろいただくようになってきました。
ありがとうございます。
日本語ドライバーやガイドはお手配が可能な車両台数に限りがありますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

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新茶上市

2016-03-27

お茶市場

3月も5日ほど北京に滞在してきました。
東京地方と殆ど変わらない気温で、北京にも春が来ていました。街中にも早咲きの桜などが咲き始めています。

ちょうど用事があり、北京のお茶市場へ行ってきました。
北京には中国でも2番目に大きいお茶市場があります。市内西側にある馬連道市場がそれで、南から北へ運ばれてきたお茶が最後に集積する市場として発展してきました。昔はここからモンゴルやロシアへお茶が運ばれていったそうです。
現在でも市場として発展を続けていて、日本の秋葉原電気街のような規模でお茶屋さんが並んでいます。あまりの規模の大きさに初めて来た人はどのお店に入って良いものか分からなくなってしまうほどです。
この馬連道市場以外にも市内にはたくさんのお茶市場があります。北京に住む人たちは、それぞれ自分の行きつけのお茶屋さんがあります。

お茶屋さんは大概、お茶の種類ごとにお店が分かれています。プーアール茶専門店もあれば鉄観音茶、武夷岩茶、浙江省のお茶を専門に扱うお店もあれば、茶器の専門店も。大概はそのお茶の産地を出身地に持つ茶商さんがお店を経営しています。

お茶市場

様々なお茶がある中国茶の世界ですが、実は緑茶が一番楽しまれているということはご存知でしょうか?
日本でお馴染みの烏龍茶、実は福建省と広東省の一部でしか作られていません。昔ほどではありませんが、ごく一部の地域の人々が愛飲するお茶です。その他の殆どの地域では緑茶が楽しまれています。中国茶の90%は緑茶といっても過言ではありません。緑茶だけでも数百種類あり、香りも味わいも様々です。
北京では伝統的にジャスミン茶が好まれます。そのせいかジャスミン茶の種類が一番多いのは中国の中でも北京が一番多いようにも思います。

丁度、訪れた4月20日頃はその緑茶の新茶が到着しはじめていました。
「新茶上市」と書かれたお店は新茶の到着で忙しそうです。日本では新茶はまだまだといったところですが、広い中国ですから、早い地域では既に茶摘みが始まっているんですね。本格的な春の到来を実感させてくれます。

お茶市場

蒸し緑茶が殆どの日本と違い、中国では釜炒り緑茶が主流を占めています。日本のような蒸し緑茶はごく僅かな地域でしか行われていません。また、日本の緑茶は茶摘みをしてすぐに蒸すことで発酵を止めてしまいますが、中国緑茶は地域やお茶の種類によって軽い発酵を行います。この発酵過程で甘い花の香りを出したり、爽やかな味わいを出したりと個性が生まれます。中国緑茶は種類によってはっきりと味わいも香りも異なります。中には緑茶とは思えないほどに甘い蜜の香りを持つものや、甘い甘露のようなお茶もあります。

中国の新茶シーズンは始まったばかりです。
これから各地で本格的に茶摘みがはじまり、市場に新茶が溢れんばかりに並ぶのは4月中旬以降、5月上旬ごろになります。GWの時期は新茶シーズンです。

お茶市場

チャーター車やガイドをご利用中にお茶市場に行きたいというご希望があれば、ご希望のお茶市場へお連れいたします。どこが良いか分からないという場合はスタッフ行きつけの信頼できるお茶屋さんにお連れすることも。
実際、馬連道市場はとても規模が大きくお店もたくさんあるのですが、価格は全体的に高めです。おそらくこれはお茶市場としては市内でも最も有名な場所のため、地価が高いということもあるようです。スタッフをはじめ、北京に住む人達は自宅からそう離れていない場所の市場を行きつけにしていることが多く、そういった地元密着型の市場の方が良心的な価格設定で安心して利用できます。

ご利用中にご案内するお茶屋さんで必ず購入する必要はありません。(弊社は一般的な旅行会社やチャーター会社とは異なり、お茶屋さんはもちろん、土産物店などにお客さまをお連れすることで利益を得るような契約などは行っておりません。)とはいえ、たくさん試飲をされた場合はマナーとして試飲代程度、ほんの少しそのお店で何か購入してあげてください。
日本とはお茶屋さんでの買い方なども異なります。そういったお店でのお買い物もサポートさせていただきます。どうぞお気軽にお申し付けください。観光に疲れたら、ちょっとお茶屋さんで一休みしながらお茶を買うのも楽しいですよ。(^^

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炸醤麺

2016-03-15

一般家庭の自家製ジャージャー麺

北京の名物料理と言えば、北京ダックと並んで有名なのが炸醬麵(ジャージャー麺)です。このジャージャー麺、北京の人は本当に良く食べます。街中の食堂やレストランでも食べますし、家で作って食べたりもします。友達や家族で集まる時などは、生地から作り、お昼は麺を打ってジャージャー麺を作ってみんなで食べて、夕方に残りの生地で水餃子をみんなで作ってホームパーティーなんてこともあります。上の写真はそんな一般家庭の自家製ジャージャー麺です。

一般家庭の自家製ジャージャー麺

このジャージャー麺、日本のものとは全く違うということは、あまり知らない方が多いようです。
日本では甘味のある肉味噌が使われているジャージャー麺ですが、本場北京のジャージャー麺に甘味は一切ありません。また麺も日本のような中華麺は使いません。うどんのような太い麺を使います。コシが強くて讃岐うどんのような感じの麺です。中華麺はどちらかというと蘭州の方の麺になるので、北京をはじめとした殆どの地域では小麦から作られた鹹水(かん水)を使用しない、うどんのような麺を常食しています。(写真はジャージャー麺を作る弊社代表の劉恒江です。)

一般家庭の自家製ジャージャー麺

好みにもよりますが、甘味の無い本場のジャージャー麺は本当に美味しいと思います。甘味の無い分、さっぱりと、いくらでも食べれてしまうような美味しさがあります。また、日本の蕎麦湯のように麺の茹で汁を飲む習慣もありますが、そのまま飲んでも良し、残った肉味噌を溶かしながら飲んでも良しで最後まで美味しくいただけます。甘味がないので飽きないんです。

ジャージャー麺専門店

北京の人に親しまれているジャージャー麺、街中にもたくさんのお店があります。専門店も多くあります。
昔から親しまれている料理であるだけに、清代の衣装を着た店員さんが接客してくれるところもあったり、お店の入口で北京の伝統工芸品を展示販売しているお店もあったりと様々です。そういった観光で訪れる人が楽しむようなお店であっても、料理が美味しいお店は地元の人たちの利用も多く、夜は白酒と家庭料理を食べながら居酒屋のように家族や友人たちと楽しむ人たちもたくさんいます。

刀削麺タイプのジャージャー麺

もう1つ、北京で親しまれているのが刀削麺です。刀削麺自体は山西省発祥で、本場のものは日本で良くあるようなスープを使ったものではなく、どちらかというと釜茹でした麺にトマトソースをかけたものや、肉や野菜の餡をかけたものが主流です。この刀削麺も北京の人は大好きで、本場、山西省の刀削麺を提供するレストランもありますが、北京風にアレンジされたお店も多くあります。そちらについては改めてご紹介したいと思いますが、刀削麺を使ったジャージャー麺も北京では人気です。これもとても美味しいです。
これは弊社スタッフにも人気の高い刀削麺レストランのジャージャー麺です。このお店も麺はもちろん、他の家庭料理も美味しいので毎週のように利用しているお店です。チャーター車ご利用の方で美味しい刀削麺をリクエスト、行ったことのある方も多いのではないでしょうか?

北京の麺

ジャージャー麺以外にも北京ならではの麺があります。これもその1つです。
基本的にスープがない麺で、このように野菜や肉などの餡をかけて、良く混ぜていただきます。写真は野菜と肉と卵の餡です。このお店は観光の方はあまり来ることのない、地元の人に人気の麺のお店ですが、麺料理なら北京では一番美味しいと言って良いほどに麺の美味しいお店です。讃岐うどんよりもコシを強くしたような麺で味わいがあります。上に乗せる餡もジャージャー麺はもちろん、10種類位から選べます。他にも北京の家庭料理なども揃っていて、どれもとても美味しく、お値段もお手頃、お店も綺麗なので人気があります。私が北京へ行く際には(ほぼ毎月ですが・・・)必ずと言って良いほどに行きます。スタッフもかなりの頻度で利用しているようです。

北京へいらっしゃった時にはぜひ美味しいジャージャー麺を楽しんでください。
チャーター車をご利用中にお申し出いただければ、おすすめのお店にご案内いたします。特に弊社代表をはじめ、スタッフの中には麺マニアが多いので、北京市内を食べつくした上で美味しいと自信を持ってお勧めできるお店にお連れいたします。

また、ご自宅でもジャージャー麺を作ってみたいという方はスーパーなどに材料がありますので、スタッフにご相談ください。ジャージャー麺に使用する味噌(醤)は日本では滅多に売っていないようです。(私は見たことがありません・・・)また、味の要ともなる味噌なので、どの家庭にもこだわりがあります。お勧めのメーカーやレシピもぜひ聞いてみてください。男性スタッフも料理をしますので、お教えできます。私も代表の劉から教わりましたが、味噌(醤)さえあれば日本でも再現可能です。(^^

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松霖保健中心

2016-03-02

マッサージ 按摩店送迎

北京へいらしたことのある方はご存じかと思いますが、北京にはたくさんのマッサージ・按摩店があります。
地域によってはお店が密集していることに驚くようなことも・・・それだけ市民のリラクゼーションとしてマッサージや按摩が親しまれているということなのですね。

北京散歩では今まで按摩師派遣のオプションをご紹介してきましたが、近年、ホテルのセキュリティが厳しくなったり、ホテル指定の施術師以外はお部屋を訪問できないケースが増えてきました。とはいえ、ホテル指定のマッサージや按摩では満足できないというご要望にお応えして、このたびマッサージ 按摩店送迎オプションをはじめることにしました。
このオプションをはじめるにあたって、北京散歩がおすすめする松霖保健中心へ社長とスタッフに同行して体験してきましたのでご紹介いたします。

もともと松霖保健中心は地元でも人気の高いマッサージ店です。日本のガイドブックにも紹介されていることや、日本から駐在されている方が多く住む地域に近い場所にあるということもあって、日本の方のご利用も多いお店です。私自身も松霖保健中心はお気に入りのマッサージ店の1つで、かれこれ何年も通っています。

店舗は建物こそ新しくはありませんが、内部は清潔に保たれています。
まずはフロントで希望のコースを伝えますが、日本語が話せるスタッフの数が少ない上(実は私自身何度も行っていますがお会いしたことがないのです。社長曰く1人、日本語が話せるスタッフがいるとのこと。)、時間帯や曜日によっては予約でいっぱいになってしまうことも珍しくありません。ご予約されることをおすすめします。
施術師は指定がないと男性には女性の施術師、女性には男性の施術師がつきます。もちろん指定も可能ですので、予約時や受付時に申し出てください。

この日は全員、全身+足裏コースをお願いしました。
なんとこのコース、フットバスから足裏マッサージ、全身マッサージがついて130分で138元(約2,622円)なんです。日本ではもちろんですが、北京でも非常に良心的な価格設定です。私たちがいつも利用するときにお願いしているお馴染みのコースです。
3名でお願いしたので施術台が3台ある施術室へ。施術室の使用状況や人数にもよると思いますが、複数人で利用する際はその人数の席数のある個室へ案内してもらえます。3名の場合は3台の施術台のある個室といった感じです。
また、着替えも完備しています。しっかりと施術してもらえるので、お洋服が気になる方はここで着替えてください。結構しっかりと揉み解されますので、特に女性の方は着替えることをおすすめします。ちなみに社長も気になるような服を着ているとは到底とは思えませんでしたが着替えていました・・・(笑

マッサージ 按摩店送迎

まずはフットバスから。
熱めの気持ち良い温度のお湯に漢方の薬剤を入れたフットバスが運ばれてきますので、足を温めながら肩と首のマッサージをしてもらいます。痛気持ち良い程度が一番良いと言われています。強すぎる場合や弱すぎる場合は施術師の方に伝えると調節してくれます。といっても、「痛い」といえば大体分かってくれます。強くしてもらう場合はちゃんと言わないと通じないかもしれません。(^^;

その後は足裏マッサージです。ゴリゴリ気持ちよく施術してくれます。
この時に悪いところがあったりすると教えてくれたりします。
今回、私を担当してくれた女性の施術師さんが片言の日本語を話せるのですが、少し内容が難しかったようで、なにやら完全な中国語の会話になってしまいました。ということで社長と日本語通訳スタッフに通訳をお願いすることに。(^^;
結果、色々と体調の不調部分などを指摘され(結構あたってました)、お願いした全身+足裏コースのまま続けるのではなく、身体を温めながら行う経絡オイルマッサージ+足裏コースの方が楽になると勧めていただきました。ちょっとこちらのコースの方が金額が高くなるのですが、社長の許可を得たこともあり(今回の支払いは社長です)、足裏マッサージ後は私だけ経絡オイルマッサージへ切り替えることに。
細かい内容になると中国語、難しいです。(^^;
施術中はお茶や飲み物と果物(ミニトマトが多いように思います)のサービスがあります。

マッサージ 按摩店送迎

全身マッサージは施術台が異なるため、別の施術室で行います。こちらも人数分の施術台のある部屋です。
と、この時に気が付いたのですが経絡オイルマッサージは使い捨ての紙ショーツ1枚で受ける施術だったんですね。オイルマッサージなので良く考えたら当然なのですけど。
私(女性)以外は全員男性という状況で、どうするのかな~と思っていたところ、施術室の中がカーテンで仕切れるようになっていて安心しました。(笑)カーテン越しに会話もできますし、難しい話は通訳してもらえますし(途中で社長以下スタッフも寝てしまったので、そこまででしたが・・・)なかなか快適に施術を受けてきました。
写真は施術を受ける社長です。その後ろのカーテンの向こうで私が経絡オイルマッサージを受けています。

全身マッサージの内容は痛すぎず、弱すぎずといった指圧マッサージが中心の内容です。いつもはこちらをお願いしているのですが、全身をくまなく解してくれるので、とても気持ち良いです。終わった後は体がすごく軽くなります。
経絡オイルマッサージはいわゆるホットストーンや温石と呼ばれる丸くすべすべした温めた石を身体の要所へ乗せながら施術するマッサージです。日本でも良くマッサージに行くのですが、日本のオイルマッサージというとリンパマッサージが中心で、しっかり揉み解すという感じの施術ではないことが殆ど。ですが、こちらではリンパマッサージのような施術もしつつ、しっかりと指圧マッサージなども行うといった、まさに「好いとこ取り」。ホットストーンの温度も気持ちよく(冷えてきてしまうので途中何度も交換してくれます)、身体全体がポカポカになりつつ、軽くなるような感じで凄く良かったです!

松霖保健中心には他にも様々なメニューやオプションがあります。耳かきも気持ち良いですよ。

旅のオプション・マッサージ 按摩店送迎

マッサージ 按摩店送迎をお申込みの際には店舗へのご予約もサービスさせていただきます。
ご指定がない場合は基本的に今回ご紹介した松霖保健中心へお連れいたしますが、ご希望、ご指定の店舗がある場合はそちらへのご予約も含めて送迎させていただきます。また、松霖保健中心以外のおすすめの店舗もございます。ご予約時にご相談ください。

もちろん、今まで通りに車付き通訳やチャーター車をご利用中にご希望があれば、この松霖保健中心をはじめとした、おすすめのマッサージ・按摩店にご案内することも可能です。どうぞお気軽にお申し付けください。

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元宵節

2016-02-24

北京市内

昨日、2月23日に北京から日本へ戻ってきました。
2月は短期間、ほんの4日ほどの滞在でしたが、お天気も良く、北京の空もこんな青い空を望むことができました。
寒さもずいぶんと和らいで大分過ごしやすくなっています。日本は2月が一番寒いと言われていますが、北京では1月が一番寒いのだそうです。それでも東京の2月と同じか、少し寒い位の気温なのですが、春だからと既にコートも着ないスタッフもいました。確かに市内を流れる川も真冬は凍結していましたが、今は凍ることもなくなっているようです。

2月22日は元宵節(げんしょうせつ)、日本でいうところの小正月でした。この日で春節、お正月も終わりということで、街中も随分と賑わっていました。花火大会なども開催されていたようです。
元宵節は春節から15日目、初めての満月の日でもあります。天気も良かったこともあって、月と星がとても綺麗に見えていました。

水餃子

元宵節だからというわけではないのですが、私の大好物でもある水餃子を作ってもらいました。私(日本人)以外は子供のころから日常的に作っているせいか、本当に美味しくて綺麗に早く作ります。私も手伝うようになって随分と早く包めるようになってきたのですが・・・まだまだ遅いですね。(^^;
この日は寒い時期ならではの食材、白菜と豚肉の水餃子でした。やっぱり家庭の水餃子を食べてしまうと、レストランの水餃子では満足できなくなりますね。中国では水餃子に黒酢をつけて食べることが多いですが、本当に美味しい水餃子は黒酢も必要ない位に美味しいですよ。

旅のオプション・一般家庭での餃子作り体験

爆竹

お腹一杯、水餃子を食べた後は花火・爆竹見学に。
北京(5環路内)では普段、爆竹や花火の使用は禁止されていますが、春節からこの元宵節の終わり、深夜0時までは許可されています。元日に盛り上がった爆竹や花火も春節の連休が終わったところでひと段落していましたが、この元宵節で最後と一斉に行います。

道の端やちょっとした空きスペースで爆竹や花火をやっています。花火や爆竹をする人と見学する人で人だかりがしているので、すぐに分かります。
これは帯状になっている爆竹です。道に広げて端から火をつけます。火よりもとにかく音が凄くて、近くで見学していると耳がおかしくなる位の音量です。日本の爆竹とは全然違いますね。

爆竹

このダンボールも全て爆竹です。全て使用済のものですが、段ボール箱の底の方に導火線があり、そこから点火します。
あまりの大きさに最初は爆竹とは思わなかったほど。さすがに恐ろしくて近寄れなかったのですが、凄い迫力でした。これでもまだ大きい方ではないそうです。もっと大きな爆竹も普通にあるのだとか。(^^;

といっても、ここ数年は不景気の影響や大気汚染への意識の変化などもあって爆竹も控えめになってきています。2年前の元宵節にもちょうど北京にいましたが、確かにその頃よりも普通に爆竹見学ができるようになっています。以前は恐ろしいほどの大きさの爆竹が間断なくあちこちで点火されていて、恐ろしくて歩けるどころではありませんでした。普段はたった10分しかかからない道を30分もかけて歩いた記憶があります。今の方が安心して見学できていいですね。(笑

花火

打ち上げ花火も盛んにおこなわれています。あちこちから結構大きな花火が上がっていて綺麗です。
これも個人が打ち上げているのだそうです。30m位の高さはありそうです。2.5~3号玉位の大きさの花火でしょうか?日本でしたら個人で打ち上げられる花火の大きさではないように思うのですが・・・凄いですね。(笑
こんな大きさの花火が街角のあちこちで次々打ち上げられています。打ち上げ場所もバラバラ。同じ場所に近所の人が持ち寄ってみんなで打ち上げている場所もあれば、単発的に打ち上げている場所もあったりします。まるで街中が花火大会みたいな感じです。

湯圓

元宵節といえばもう1つ。元宵あるいは湯圓を食べる習慣があります。
本来は元宵と呼ばれるお団子だったのですが、ここ数年は北京でも湯圓を好んで食べているようです。元宵はすっかり見かけなくなりました。今では前門近くの胡同の中にあるような昔からの商店で売っている程度で、今や殆ど見かけません。

写真は湯圓です。これは白玉粉のお団子にゴマ餡が入ったものです。餡はいろいろな種類があって、小豆餡もあればチョコレート餡、ピーナッツ餡など様々です。
元宵は湯圓と作り方が異なります。白玉粉を練って作った皮に餡を包み込んで作るのが湯圓ですが、元宵は丸めた餡のまわりに糯米の粉をまぶして作ります。代表に聞くと子供の頃に北京には湯圓は無かったそうで、南の方から来た食べ物なんだとか。とはいえ、台湾や広東の人ほどではないものの、北京の人も湯圓の方が好きなようです。元宵節以外でもスーパーやレストランで湯圓を見かけますし、この日は北京でも有名なお菓子屋さん、稲香村でも湯圓を買う人の長い行列ができています。

元宵節以外でも湯圓は北京の人たちに親しまれています。1年を通して湯圓を提供しているお店も少なくありません。この湯圓が有名でテレビなどで良く紹介されているシェフがお友達という日本語ドライバーもいます。食事もとても美味しいレストランで地元の人に大変な人気なのですが、湯圓も凄く美味しくて驚きました。ご興味のある方はぜひご予約時にお問合せください。

北京散歩の車付き通訳

北京の水餃子

2016-02-17

水餃子作り

日本人も大好きな餃子ですが、もちろん中国が本場です。
中国各地で見られる料理ですが、中でも北京や東北地方では主食として水餃子を日常的に食べています。先日の春節(中国のお正月)でも水餃子は欠かせない大事な料理の1つです。縁起の良い食べ物として、家族・親戚全員で皮から餃子を作っていただきます。
春節以外でも家族や親戚が集まる週末などにも作ることも。上の写真は手だけですが、代表の劉恒江が自ら水餃子を作っているところです。代表の作る水餃子、なかなか美味しいです。(^^
私自身、水餃子も含めて餃子が大好きです。中国各地で水餃子を食べていますが、北京の水餃子はその中でもかなり、いや、一番美味しいといっても良いほどなんです。

そんな水餃子ですが、実にたくさんの種類があります。日本人になじみのあるニラ、海老、豚肉の三鮮や白菜と豚肉などの定番の餡から羊肉と香菜といった餡、中にはトマトと卵だけといった肉なしの餡もあれば、春雨やインゲン、豚肉などたくさんの具が入った五宝(お店などによって呼び方が変わります。五福などとも呼ばれる場合もあります)といった餡もあります。
特に北京ならではのおすすめは茴香(ういきょう)です。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、実はスパイスの1つであるフェンネルシードの葉の部分です。この茴香を使った水餃子は上海などの南や四川などの西の方では見られない、北京やその周辺、東北地方独特の餡です。この茴香と卵だけという餡もあれば豚肉などの肉と合わせたものもあります。独特の爽やかな香りがとても癖になる、美味しい水餃子です。ちなみに水餃子だけでなく、包子(中華まん)の餡にも使われることも多いです。早朝、街角の朝食屋さんに並んでいることも良くあります。

レストランの水餃子

市内、郊外を問わず、北京にはたくさんの水餃子を提供するレストランや食堂があります。専門店であれば色々な餡が選べるのも楽しいところです。お店によって味付けも皮の柔らかさや食感も様々。餡がとても大きい餃子もあれば、適度なバランスの餃子もあったりと、迷ってしまうほどです。

そんな庶民のローカルフードの代表とも言える水餃子ですが、北京っ子のこだわりもとても強いです。ここのお店は皮が美味しいとか、餡と皮のバランスが良いとか、餡の味付けが絶妙だとか・・・私自身も北京に通い始めたころは、そんな細かい違いはちっとも分からなかったのですが(笑)、地元のみなさんにおすすめのお店へ連れて行ってもらうにつれ、何となくその違いが分かるようになってきました。10人いれば10人それぞれにお気に入りのお店があるような水餃子ですが、細かい部分は違うものの、不思議なことにそういったお店は外さずにとても美味しいです。逆に、自分で良さそうと思って入ったお店では満足できなかったり、インターネットやガイドブックなどで評判のお店にわざわざ行ってみても高いだけであまり美味しくなかったり・・・こういったお店は外国人慣れはしてくれているのですけど。
意外となかなかお店選びが難しいのが水餃子です。(^^;

水餃子作り

北京で美味しい水餃子が食べたいという場合はお気軽にドライバーやガイドにお伝えください。地元北京の美味しいお店について全員熟知しています。普段の行きつけのお店から観光地に近い場所にある美味しいお店など、その時の状況に合わせてご提案させていただきます。もちろん万里の長城や頤和園を見学した後に食べたいといったご要望から、空港からホテルへ向かう途中で美味しい水餃子を食べていきたいといったご要望も、帰国前に空港へ向かう途中にということも対応できます。中には毎日と言ってよいほど、いろいろなお店の水餃子を食べ歩いているスタッフもいます。(笑
せっかくの北京、ぜひ一番おいしい水餃子を楽んでいただければと思います!

車付き通訳
サポート付きチャーター車
ガイド+専用車

(車付き通訳)空港送迎+市内半日
(サポート付きチャーター車)空港送迎+市内半日
(ガイド+専用車)空港送迎+市内半日~近郊1日

一般家庭での餃子作り体験

餃子の専門店はいろいろな餡が選べるという楽しさがありますが、水餃子自体が本当に美味しいのはお店ではなく、一般の家庭でつくる水餃子です。やはり家庭料理、家庭のお母さんが作る味にはかないません。どんなに評判の良いお店のものも、家庭のお母さんが作った水餃子の美味しさには勝てないんですね。これ、本当に不思議です。

とはいえ、北京の一般家庭で餃子を楽しめるなんて機会は普通ありませんよね。(^^;
北京散歩では餃子作り体験としてですが、一般家庭のお母さんと一緒に餃子を作ることのできるオプションもご用意しております。

旅のオプション・一般家庭での餃子作り体験

北京の一般家庭、ごく普通のご家庭で餃子作りを体験していただけます。日本語通訳がつきますので言葉が分からなくても安心してご参加いただけます。
作り方はもちろん、庶民の暮らしについてのご質問なども、餃子を作りながら楽しんでいただければと思います。

一般家庭での餃子作り体験

実際、このオプションは餃子作りを体験していただくものなのですが・・・本当に水餃子が美味しいです。(笑
全員で作った後は野菜料理などの家庭料理と一緒に食事していただけるのですが、これだけでもとても大満足できるほどに美味しいです。(もちろん餃子作りは体験してください・・・)時間とタイミングが合えばぜひ!という位におすすめのオプションです。

とはいえ、一般家庭を訪問してのオプションとなりますので1日にお受けできるご予約に限りがあります。また、受け入れ家庭の都合を優先させていただいておりますので、場合によってはご希望の日時でご予約をお受けすることが難しいこともございます。ご希望の場合はなるべくお早めにご予約ください。

万里の長城

2016-02-07

慕田峪長城

北京に来て万里の長城は行きたいという方は多いのではないでしょうか?
北京散歩でも万里の長城へのチャーター車のご予約が一番人気です。

上の写真は先月、2015年12月の慕田峪長城です。
代表の劉がお客さまに同行した際に撮影してきました。
寒そうですが、綺麗ですね!(^^

万里の長城と一口に言っても、北京の周囲はほとんどこの長城に囲まれているので、有名な長城から名前の無いような長城まで、実に沢山あります。
実際どの長城に行こうか悩んでしまいますよね。(^^;

一番有名なのはガイドブックに必ずと言ってよいほど掲載されている八達嶺長城です。
その有名度からも中国国内の旅行者の方にも人気があり、いつでも大混雑している状態です。

八達嶺長城

この写真は27年前の八達嶺長城です。
昔の写真から取り込んだので画質が良くないのですが・・・(^^;
当時も、今ほどではありませんが北京に来た観光客が行く長城はここ!という感じで、観光客の多い長城でした。完全修復済の長城の先駆けで、昔の風情を感じられるかというと、ちょっと難しいかもしれません。現在は国内外の旅行者もずいぶんと増えたこともあって、歩くのも大変な日もしばしばあります。
また市内から八達嶺長城へは高速道路が完備されていますが、そんな大混雑という状態の場所ですので、高速道路も大渋滞する場合が良くあります。北京のドライバー仲間の間では八達嶺長城高速道路ではなく、八達嶺長城有料駐車場と揶揄されているほどだったりします。(^^;
どうしても往復の渋滞などでも時間がかかってしまうので、絶対に八達嶺長城に行きたいという以外はあまりお勧めできないのが正直なところです。

(車付き通訳)八達嶺長城+明十三陵
(サポート付きチャーター車)八達嶺長城+明十三陵

明の十三陵

八達嶺長城の場合は行くだけで時間がかかってしまう場合が多いので、同じ方向にある明十三陵も一緒に観光するのがおすすめです。時間が許せば居庸関長城や頤和園なども訪問することもできます。

慕田峪長城

おすすめなのが慕田峪長城です。
市内からアクセスしやすく、修復されていて危険な個所などはまずありません。長城自体がとても美しいのが特徴的で、周囲の景色も美しいですし、大混雑ということもあまりなく、サクサクと観光できますので、市内から往復5時間もあれば十分に長城を堪能できます。紅葉の時期はまた格別に美しい長城でもあります。

北京散歩では5時間で市内から慕田峪長城を往復できるプランをご用意しております。
おすすめは午前中の早い時間に出発。
午後には市内で美味しいレストランで昼食、観光などをお楽しみいただけます。

(車付き通訳)慕田峪長城ショートプラン
(サポート付きチャーター車)慕田峪長城ショートプラン

このプランは基本的に慕田峪長城往復のみですが、慕田峪長城の前後に明の十三陵や頤和園へ行きたいといった場合や、意外と疲れる長城観光の後は市内とはいえ自力で動くのはなかなか大変なもの。(軽いトレッキングみたいなものですからね〜^^;)
そんな時は近郊1日プランがおすすめです。
特に車付き通訳の場合はその場、その時の状況や気分、体調に合わせて、ドライバーと相談しながら次の行先を決めやすく、疲れた身体を癒やすためにおすすめのマッサージ店に行きたいということも、美味しいレストランをご提案することも可能です。

もちろんサポート付きチャーター車でも弊社日本語通訳が、ドライバーとの意思疎通をサポートさせていただきます。弊社の日本語通訳は車付き通訳もそうですが、中には日本人と間違えられる程の日本語を話すスタッフもいるほどですので、安心して日本語でご連絡ください。

(車付き通訳)近郊一日
(サポート付きチャーター車)近郊一日

金山嶺長城

美しさでは断トツなのは金山嶺長城です。
一部は修復されていますが、ほとんどの場所は明代のレンガがそのまま残る未修復長城です。未修復長城といってもリフトがありますので(休止している場合もあります)観光しやすく、なによりレンガに明代の文字が刻まれていたり、昔のままの姿で残っている長城の1つです。歴史を感じられる、北京近郊の長城の中では最も美しいのではないかと思います。

司馬台長城へ抜けることも可能で、トレッキングとして縦断することもできます。
こちらの長城も美しいこと、景色が素晴らしいことで有名な長城です。

古北口水鎮

また、司馬台長城のすぐ近くには古北口水鎮という綺麗な水郷もあります。
様々なレストランや商店、ホテルや民宿などもあります(とても綺麗です!)ので、あわせて訪れるのもおすすめです。
古北口水鎮では夜、ライトアップされた長城も楽しめて、とても美しいですよ。写真ではわかりにくいのですが、山の上に見える光が司馬台長城です。もちろん昼間は長城の姿も楽しめます。

(車付き通訳)郊外一日
(サポート付きチャーター車)郊外一日

また、人とは違う長城に行きたいという方には達雲嶺長城(大榛峪長城)や香屯長城など、ガイドブックには絶対に出ていない、北京の人もなかなか知らないような長城もございます。

達雲嶺長城(大榛峪長城)

達雲嶺長城は修復済ですが、非常に険しく、そのまま訪れる人もほとんどいないような本当の穴場の長城です。とはいえ、切り立った尾根に連なる長城の姿は圧巻で、人とは違う長城を見たい方におすすめします。(非常に勾配が険しい長城ですので、トレッキングシューズなどのある程度の装備を整えてから向かわれることをおすすめします)

香屯長城

香屯長城は完全に未修復のいわゆる野長城です。
城壁もきちんと残っていますが、既に山と同化していて、良く観察しないと尾根と区別がつかない場所もあります。近くの村人以外はほとんど訪れる人もいない長城です。この長城の美しさは本当に素晴らしいですが、トレッキングの装備がないと場所によっては危険ですのでご注意ください。

達雲嶺長城も香屯長城も郊外一日プランで行くことが可能です。頑張れば1日で両方の長城を訪れることもできます。(ルートや時間、走行距離によっては郊外プランになります)

(車付き通訳)郊外一日
(サポート付きチャーター車)郊外一日

他にもたくさんの長城がありますが、どれも様々な個性があります。
ぜひお気軽にお問合せください。
日程やお時間、ご希望などをお伺いして、おすすめの長城などをご提案させていただきます。

さて、中国も春節を迎えます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログはじめます / 北京ダックいろいろ

2016-01-31

金山嶺長城

新しく日本窓口、事務を担当することになった幸です。
北京散歩のサイトをリニューアルしました。といってもまだ色々と手を加えていたりと未完成なのですが、こつこつと自分たちで作っています。
どうぞ時々覗きに来ていただければ嬉しいです。(^^

リニューアルに伴ってブログも始めることにしました。

元々は北京散歩の利用者の1人、お客さまだったのですが、ずいぶんと長いお付き合いになり、気が付けば代表とは家族ぐるみのお付き合いに。(^^; 縁あって今はスタッフに就任いたしました。今ではなんだかんだと毎月のように北京を往復するような状態になっていますが、昔も今も変わらないのは、北京って楽しいということ。

なぜだか中国が大好きで、初めて訪れた27年前から今まで中国各地をまわりましたが(もちろん中国以外のヨーロッパやアジア各国なども行っていますけど)、一番安心して楽しく、そして美味しく過ごせるのは、やっぱり北京です。
そんな北京の楽しさを少しでもご紹介できたらと思います。

不定期ではありますが、北京の情報をご紹介していきます。
(食べ物好きなので食べ物ネタが多くなります。たぶん・・・)

写真は先月、2015年12月の金山嶺長城です。
明代のままの長城が残る本当に美しい長城で、北京周辺の長城の中では一番美しい長城ではないかと思います。

どうぞよろしくお願いします。


北京烤鸭

まずは北京といえば北京ダック。
中国語では北京烤鸭(北京烤鴨)。街を歩いているとこの漢字が書かれているレストランを結構みかけます。北京の街中にはたくさんの北京ダックを提供するレストランがあります。

日本では「北京ダックって皮しか食べない」なんて誤った情報が流れていたりしますが、この北京で本当に皮だけしか提供しないレストランがあったら、おそらく暴動が起こるかすぐ潰れるんじゃないかと思う位に間違っています。実際、皮よりも肉の方が多い位ですから。(^^;
ただし、広東省あたりの南方で北京ダックを注文すると皮だけで出てきます。ですので、本当は広東ダックではないのかと思うのですが、日本へ伝わっている中華料理はほとんどが広東系のものですので、そんなこともあって日本では「北京ダックって皮しか食べない」となったのかもしれませんね。

肉もしっかり食べますよという北京ダックですが、皮のパリパリ具合が重要なのは北京も同じです。
この皮の部分、焼き方によって味わいや食感が違うのをご存じの方は少ないのではないでしょうか?

明暗爐

北京ダックの焼き方には大きく分けて明暗爐(メイアンルー)と闇爐(アンルー)の2種類に分かれます。

実際に焼いている窯を見ることができるレストランに行くと分かるのですが、北京ダックを焼く窯というのは結構も大きくて、中には人が入れそうなほどの大きさのものもあります。(私は密かにウォークイン北京ダック窯と呼んでいます)その窯の中に水飴をかけたりして下準備をしたダックを吊るして焼き上げます。

この窯、お店によって扉が付いていたり、無かったりします。扉の無い窯で焼き上げる方法が明暗爐、扉が付いている窯を使った焼き方を闇爐と言います。どちらも皮はパリパリですが、パリパリ具合が違うんです。それと肉の美味しさも違います。

現在の北京では扉の無いタイプの明暗爐が多いようです。有名な全聚徳烤鴨店や日本人に人気の大董烤鴨店などはこのタイプです。この焼き方は清代に生まれたもので比較的新しい焼き方とされています。
一方の闇爐タイプは便宜坊烤鴨店が有名です。実はこの便宜坊烤鴨店、北京で最も歴史のある北京ダック屋さんで、当時は宮廷でしか食べられなかった北京ダックを初めて市民に紹介したお店なんだそうです。

北京烤鸭

全聚徳烤鴨店も大董烤鴨店、便宜坊烤鴨店も北京市内にはたくさんの支店がありますが、みんなそれぞれ味が違います。とても美味しいお店もあれば、あれ?というお店も・・・
北京に行き始めた最初の頃は、日本の北京ダックと比べてしまい、どこで食べても美味しいというように思っていたのですが、違いが分かってくると、もうこのお店には来ないな・・・という場合もあったり、逆に便宜坊はこのお店が一番美味しいと思うことも。
もちろん好みにもよりますが、北京っ子に聞くと「観光客が押し寄せるお店は美味しくないことが多いし、避けたほうが良い」とのこと。確かにもうこのお店には来ないなと思うお店は観光客の多い、アクセスしやすい立地にあるお店であることが多いです。逆に私自身がここは美味しいと思うお店は地元の人以外は見かけない、ちょっとアクセスしにくい立地にあったりします。

明暗爐式でも闇爐でも、そんな地元の人が知る美味しいお店に行きたいという場合は、ぜひ北京散歩のスタッフにお尋ねください。ご希望の行き先やルートにあわせて、地元の人だけが知る美味しいお店をご提案させていただきます。中にはガイドブックなどには掲載されていないので有名ではないですが、家庭料理や四川料理と一緒に本場の北京ダックが楽しめるお店などもあります。
車付き通訳やガイド、通訳をご利用の際にはぜひオーダーもご相談ください。北京ダックだけでなく、北京で北京ダックを食べるならこれも一緒にオーダーした方がおすすめというメニューなども色々とご相談していただけます。
せっかくの北京、ぜひ有効に使っていただき、本当に美味しい北京ダックを楽しんでいただければと思います。(^^

車付き通訳、サポート付きチャーター車などをご利用の場合はご希望のレストランへの予約代行をサービスさせていただきます。ご予約時にご相談、お申し付けください。もちろん、ご利用中にドライバーへお申し付けいただければ、その場でご予約をすることも可能です。

車付き通訳
サポート付きチャーター車

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